ミノーシュ・シャフィク

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21世紀の社会契約

ミノーシュ・シャフィク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492315415
ISBN 10 : 4492315411
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森内薫 ,  
追加情報
:
292p;20

内容詳細

人間がつくった社会契約は、人間がつくり直すことができる。今、世界でもっとも影響力のある女性経済学者による、誰もが支えあえる世界に向けての提言。

目次 : 第1章 社会契約とは何か?/ 第2章 子どもの養育はだれが担うべきか?/ 第3章 幼児教育と生涯学習/ 第4章 健康であるための負担と責任/ 第5章 労働者を守り、育てる/ 第6章 高齢者の暮らし/ 第7章 次世代への正負の遺産/ 第8章 新しい社会契約

【著者紹介】
ミノーシュ・シャフィク : ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス学長。エジプトに生まれ、幼少時にアメリカに移住。イギリスの大学院で経済学を修める。36歳のときに最年少で世界銀行の副総裁に就任し、イギリス国際開発省の事務次官や国際通貨基金(IMF)の副専務理事、イングランド銀行の副総裁を歴任。そのキャリアにおいて、ベルリンの壁の崩壊やアラブの春、2008年の金融危機やユーロ圏危機などに対応してきた。2017年から現職に就任し、21世紀の福祉国家について再考するための研究プログラム「ベヴァリッジ2.0」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スターライト さん

    新型コロナによる世界的なパンデミックが浮き彫りにした社会的弱者の置かれた状況、エッセンシャル・ワーカーが低賃金で働いている実態。人間が生き延びるためにはたがいに依存しあうことがいかに重要かを社会契約の観点から、出産・育児・教育・労働・老後といったライフステージごとに必要なサービスを社会・個人・企業がどのように負担していくかを著者の豊富な経験と多くの研究から明らかにした書。単なるリソースの再配分にとどまらず、少子高齢社会における労働の問題まで踏み込み、豊かな社会構築に向けた提言を行っている。議論に好適。

  • ダージリン さん

    世界的に社会は課題が山積していると思うのだが、より良い社会に向けた社会契約の必要性が語られる。教育の問題、高齢者の問題、世代間の問題、具体的な処方箋を描くのは極めて困難であろうが、どのような視点で物事を見ていく必要があるのかの一端を知ることが出来た気がする。

  • choconaut さん

    21世紀を取り巻く社会問題に焦点を当てながら、時代に即した社会契約(=集団を執りなすための規範)の在り方を訴える。人生の長期化、技術革新や新型コロナによる雇用の変化、世代間の相互互恵と負担など、変化のスピードは我々の思うよりも速く唐突である。そこで相互に協力し誰しもが生き良い社会を作るためには、誰しもが納得できる政策の立案が肝となる。仏の「黄色いベスト運動」は革命を経験した国ならではの動きではあるが、高齢化や多額な負債を抱える日本には、変革への第一歩として政治への関心を訴えかける取り組みを求めたい。

  • Go Extreme さん

    社会契約とは何か: 義務と期待 個人の責任と恐慌の責任 子どもの養育はだれが担うべきか: すべての才能を活用する経済 文化的規範という壁 幼児教育と生涯学習: 教育がもたらす経済的利益 健康であるための負担と責任: 医療のリソースをどう配分するか デジタル技術が可能にする医療 労働者を守り育てる: フレキシブルな仕事 不用になる仕事と振興の仕事 柔軟性と安全性のバランス 労働者再訓練 高齢者の暮らし: 尊厳ある死 新しい社会契約: 生産性の向上 財政政策見直し 産業界との新しい契約 新しい社会契約の政策

  • Kyoko Waki さん

    社会契約再定義の必要性 過去、大きな社会変動が起きた時に社会契約は再定義された テクノロジーの進化、女性の役割の変化、高齢化、そして環境への懸念などはそれに当たる 21世紀の新しい社会契約に向けて 私達は互いに支えあって生きている。より寛大でより包括的な社会契約は、私達の相互依存性を認め、全ての人に最低限の保護を与え、リスクを集団で分担し、万人に長い間、社会に貢献してもらうことを求める 社会保障制度の増強というより、人間に投資をし、全体の幸福を増すためにリスクを分担する新しい制度を打ち立てること

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ミノーシュ・シャフィク

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス学長。エジプトに生まれ、幼少時にアメリカに移住。イギリスの大学院で経済学を修める。36歳のときに最年少で世界銀行の副総裁に就任し、イギリス国際開発省の事務次官や国際通貨基金(IMF)の副専務理事、イングランド銀行の副総裁を歴任。

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