ルーシ・M・ボストン

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グリーン・ノウの煙突 グリーン・ノウ物語 2

ルーシ・M・ボストン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566012622
ISBN 10 : 456601262X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,305p

内容詳細

待ちに待った春休み。トーリーは、ひいおばあさんのいるグリーン・ノウのお屋敷に戻ってきた。ひいおばあさんのつくるパッチワークの布から、昔、ここに住んでいた人たちの姿が、鮮やかによみがえる…。改訂新版。

【著者紹介】
ルーシー・M・ボストン : 1892年、イングランド北西部ランカシャー州に生まれる。オックスフォード大学を退学後、ロンドンの聖トマス病院で看護師の訓練を受ける。1917年に結婚。一男をもうける。その後、ヘミングフォード・グレイにある12世紀に建てられた領主館(マナー・ハウス)を購入し、庭園づくりや、パッチワーク製作にたずさわりながら、60歳を過ぎてから、創作を発表しはじめる。代表作は、6巻の「グリーン・ノウ」シリーズ。1962年、『グリーン・ノウのお客さま』でカーネギー賞を受賞。1990年没

亀井俊介 : 1932年、岐阜県に生まれる。東京大学名誉教授。岐阜女子大学教授。『近代文学におけるホイットマンの運命』(研究社出版)で日本学士院賞、『サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書』(岩波書店)で日本エッセイストクラブ賞、『アメリカン・ヒーローの系譜』(研究社出版)で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さつき さん

    シリーズ第一作『グリーン・ノウの子どもたち』に登場したトービー、アレクサンダー、リネットにまた会えると思っていたので、冒頭は少し戸惑いました。でもタイプの違う別の子どもたちのおかげで、トーリーはどんどん活発になりましたね。宝探しの要素も加わり、より冒険度が増したように思います。訳者あとがきを読むと、これからも続々といろんな子どもたちが登場しそうで楽しみです。

  • ぶんこ さん

    春休みとなってトーリーが戻ってきました。そこにはトービーやリネットたちの肖像画が無くなっていた!ひいおばあちゃんが美術館に貸し出していたのです。しかも抜け落ちた屋根の修復費用に当てるため売りに出そうとされていました。阻止するには行方不明の宝石類を探すしかない。トーリーは屋敷探検を始めます。その過程で150年前のご先祖スーザンと出会う。当時のイギリスとフランスとの奴隷に対する違いも描かれていて、今回も単なる児童書ではありませんでした。奴隷のジェイコブとスーザンの友情に胸熱くなりました。

  • Norico さん

    グリーンノウのシリーズ2作目。前回から引き続き、兄弟たちとの交流かと思ってたので、展開にびっくりした。トーリーの冒険と、おばあちゃんがパッチワークをしながら語るお話にドキドキ。目の見えないスーザンと黒人のジェイコブ、無理解や偏見、差別は今よりきついだろうに、負けずに楽しんでる姿が生き生きしてる。

  • シルク さん

    このひとの作品は、なんでこんなにも気持ちよいのだろう。わたくしの心の中に、「大切なこども時代」みたいなタイトルがついたような場所がある。実在はしない、物語を読む時に心が訪れていた場所だ。そこでは風がいつも吹いていて、足元は緑の草。丘があり谷が広がり、空が蒼い。人っ子ひとりいない。……そんな、心の中に広がる風景と地続きに、このグリーン・ノウの世界は存在しているように感じている。……学校の休暇でグリーン・ノウを再び訪れたトーリー。庭の木に登った彼は、幹に彫られたSとJの頭文字を見つけた……シリーズ2作目。

  • じょうこ さん

    シリーズ2冊目。イースター休暇のお話。今度は上(煙突やら木やら)へ下(地下室、階段)へと舞台は広がり、想像力フル回転で読む。目隠しして庭を歩くシーンは大好き。 本の中に織り込まれるひいおばあちゃんの話はわかりやすく、本の二重構造が楽しい。おまけに家も二重構造だとわかり、巧みだ。

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