イレーネ・ディーシェ

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エスターハージー王子の冒険 評論社の児童図書館・文学の部屋

イレーネ・ディーシェ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566012851
ISBN 10 : 4566012859
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
追加情報
:
20cm,123p

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読書メーターレビュー

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  • (C17H26O4) さん

    ハージー、ハージー、って思わず発音練習しちゃったよ。ハーはながーくのばしてジーはやさしく。豹柄パンツに魅了され、だぼだぼなのに履いてみちゃって、鏡の前でポーズをとってる小さなウサギ、エスターハージーの絵がかわいくてたまらない。似合ってるよ。野生的には見えないけどね。ウサギのお嫁さん探しの旅のお話にベルリンの壁の崩壊について描かれていたのは予想外。かわいいお話だけれど、いくつかのことについて、少しだけ考えることを要求するお話でもあります。

  • キジネコ さん

    うさちゃんエスター王子が大きな御嫁さん探しの冒険旅に出るの巻。行き先は「伯林」字を見て、すっと思い出します?鴎外先生の舞姫の…、例の壁の町。旅する兎王子の純真、出会う人々の愚物ぶりの対置、見る読者の後ろめたさ、利益のために弄す醜い詐術、反則技・禁じ手の「掌返し」に、あちゃ〜と頭を掻き。人類は恥を知るや否やと自問する。分断の終わる街を舞台に健気に奮闘する世間知らずの王子様が実にカワイイ。電車の向かいの席に座ったオメカシ兎さんに「壁を見ましたか?」と訊ねられます。さてワタシは何を見たか知ら?のゾーヴァ絵本。 

  • らぱん さん

    読友さんのレビューに誘われて。本国よりも日本で熱狂的に支持されているゾーヴァの挿絵で主人公はウサギの王子様。ぶかぶかのヒョウ柄のパンツを穿いて鏡の前でポージングするウサギはものすごく可愛かったりする。一族存亡の危機を救わんと祖父の伯爵の命で旅に出た孫の冒険で物語はめでたしめでたしではあるのだが、ウサギから見たベルリンの壁の崩壊が描かれ寓話的側面を持っている。また一族の危機は先天性(遺伝性)の疾患とも捉えられ、名家にありがちな近親婚や血族婚を思わせる。この可愛いらしい絵本は一筋縄では行かないように思う。↓

  • 星落秋風五丈原 さん

    子だくさんで知られるエスターハージー家の長老は、ある日重大なことに気づく。「一族が年々小さくなっている…」  すわ難病の一族か?と思うなかれ。これはウサギの物語。ところで、エスターハージー家といえば、ハンガリーのれっきとした貴族の一族である。こちらはもちろん人間の話。閑話休題。  長老の解決法は単純明快だった。「大きな雌ウサギと結婚すれば、また大きなウサギが生まれる!」そこで一族の若者達を、花嫁探しのため世界各国に派遣した。

  • 翔(かける) さん

    オーストリアの伯爵一家の王子が、お嫁さん探しにドイツへ行く。ベルリンの壁があった頃のドイツなので、第二次世界大戦を経て新時代に向かう混乱が、ちょいちょい見てとれます。『ちいさなちいさな王様』の挿絵画家・ゾーヴァが描くうさぎたちがとにかく可愛い。うさぎ可愛い。しゃべるうさぎを普通に許容している世界ですが、人間の身勝手さがさらりと書かれているので、同じ人間としては肩身がせまかったです。ブルドックに威嚇されているエスター・ハージーがお気に入り(笑)。

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