優等生サバイバル 青春を生き抜く13の法則

ファン・ヨンミ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566024793
ISBN 10 : 4566024792
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;19

内容詳細

 主人公は、韓国の名門進学校に入学した男子高校生1年のジュノ。成績トップ30名だけが自習できる「正読室」を利用できる優等生だが、勉強に明け暮れ、常に成績に振り回される生活に辟易している。
 やがてジュノは、親友ゴヌと一緒に入部した時事討論サークルで、実直なユビンや博識のボナ先輩と出会う。自由に話し合える仲間を通して、周りを気にせず、自ら判断して行動するようになり、自分を取り戻していく。

【著者紹介】
ファン・ヨンミ : 黄英美。大学で教育学、大学院で文芸創作を学ぶ。2018年、『チェリーシュリンプ わたしは、わたし』(金の星社)で第9回文学トンネ青少年文学賞大賞を受賞。2019年「書店員が選んだ今年の本」にも選ばれ、韓国国内で30万部を超えるベストセラーとなる

キム・イネ : 金仁惠。翻訳家、大学講師。韓国梨花女子大学通訳翻訳大学院卒業。通訳翻訳業を経て、2005年からドラマや映画の字幕翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 名古屋ケムンパス さん

    「青春まっしぐら」です。夏の課題図書に選定されたので読んでみました。韓国の優等生も受験競争の最中、劣等感に打ち拉がれ、自らの恋愛感情に戸惑いながら高校生活を送ります。爽やかさと瑞々しさを兼ね備えた作品です。

  • たまきら さん

    今夏、娘が読書感想文用に選んだ本です。読み終わって「無茶苦茶面白かった!」と渡されて初めて、韓国の高校生の話と知りました。日本以上の受検戦争で知られる韓国の超進学校に主席で入学した子が主人公です。彼の日々の悩みも、彼を取り巻く環境も、友人たちの悩みも共感できるのは、やはり似た環境だからかな?信頼できる人たちとの出会いを経て大きく成長する優等生たちにエールを送りたいです。今日を楽しんでほしい。学ぶ喜びも持ち続けてほしい。アンチは所詮アンチ。笑って味方を増やしてほしい。鳩の目玉、バンザイ!面白かったです。

  • まる子 さん

    #NetGalley 韓国は大学受験が過酷だとは聞く事はあるけれど、そのリアルさをYAで。高校をトップの成績で入学したジュノは裕福な家庭ではないものの学力維持に悩む。反対に裕福な家庭のビョンソを羨ましく思わなくもない。ジュノの周りには大学進学をしない子もいる。そんな韓国で生きる高校生が、自分で考えて決めた生き方、それぞれの川(道に例えて)は違っても、またいつか海で出会える事を信じて進む。勉強漬けな韓国、日本との受験とは違うけれど、そんな優等生な彼らのサバイバルを応援できる本だった。

  • kan さん

    韓国の高校生の様子が知りたくて手にした。フィクションとはいえ、超進学校に通う高校生のヒリヒリするほど苛烈な受験戦争が印象的で、友情や恋や成長がかすむほどだった。韓国の子達は親近感や癒しを感じながら読むのかなあ。一つ気になったのは、進学と就職の競争が凄まじいとはいうが、競争の最前線にいるジュノもゴヌもビョンソも男子で、女子のハリムやユビンは別土俵で戦い、メインストリームではない立場に描かれていたこと。韓国の受験戦争は(も?)男子メインで女子には様々な障壁があるのだろうか。来月韓国派遣があるので尋ねてみたい。

  • 糸巻 さん

    トップの成績で進学校に入学したジュノ。父親の病気治療のため両親とは離れて暮らし、家計を心配して塾に通う事もできない。自分と周囲の、勉強や大学進学に対する熱量の違いに圧倒されたり成績保持に不安を抱いたり…。10代の子がこんなに気持ちだけでなく物理的にも追い詰められていたら壊れちゃうのでは?と心配になった。それでも親友ゴヌの存在やサークル活動で出会った先輩、刺激を受ける気になる女の子との交流が今のジュノにとって必要なことを教えてくれる。両親の言葉も良かった。頑張る10代の子達に読んで欲しい作品だった。

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ファン・ヨンミ

黄英美。大学で教育学、大学院で文芸創作を学ぶ。2018年、『チェリーシュリンプ わたしは、わたし』(金の星社)で第9回文学トンネ青少年文学賞大賞を受賞。2019年「書店員が選んだ今年の本」にも選ばれ、韓国国内で30万部を超えるベストセラーとなる

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