ジュディス・ジェイムズ

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折れた翼 扶桑社ロマンス

ジュディス・ジェイムズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594066949
ISBN 10 : 4594066941
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
494p 15cm(A6)

内容詳細

フランス革命末期のパリ。幼くして娼館に売られ、ずっとそこで暮らしてきた美貌の青年ガブリエル。ある日、彼が可愛がってきた少年ジェイミーが英国貴族の跡取りであることがわかり、連れ戻しに来た伯爵とその妹サラの願いで、ガブリエルもまたイングランドへと赴くことに。初めて経験する外の世界に戸惑う彼に、何かと親切にふるまうサラ。やがて二人は深い友情を育むことになるが…過酷な運命を背負う男。それを包みこむ無償の愛。二人のせつなくも激しい愛の軌跡を描く感動のサーガ。

【著者紹介】
ジュディス・ジェイムズ : 弁護士秘書や馬のトレーナー、臨床心理士などを経て、2008年、『折れた翼』でデビュー。独立系の出版社から出た無名の新人の作品としては、異例の注目を集める。その後も三冊のヒストリカル・ロマンスを執筆している

高里ひろ : 上智大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ち〜 さん

    幼い頃に娼館に売られ、男娼として育ったガブリエルは同じ境遇の少年を救ったことで伯爵家に引き取られるが、馴染めずに孤独の中にいた。星空の下のバルコニーや暖かい寝室で、伯爵の妹サラが彼の純粋で傷つきやすい本質を優しく引き出すシーンがとても美しい。やっと見つけた希望である航海で遭難し絶望の淵へ。同じく奴隷となった騎士ヴァルモンと生還を賭けた壮絶な旅の末、再び男娼としての冷たい仮面に隠れるしかなかったガブリエルが、昔のようにサラにすがるシーンはとにかく泣ける。印象に残るシーンがとにかく多く、とても良かった!

  • たまきら さん

    勢いのあるお話です。男性が娼館の売れっ子男娼、という珍しい設定ですが、純愛と男女が立ち向かう怒涛のような困難な状況にハラハラしているうちに読み終わってしまいました。当時の世界情勢や困窮する人々、そして醜悪な児童の性売買、虐待の被害者の心理…様々な分野がきちんとリサーチされたうえで描かれているお話です。とても読みごたえがありました。

  • ベルるるる さん

    悲惨な生い立ちのガブリエルが、やっと幸せをつかんだと思ったら、急転直下、また、とんでもない環境に。そこから、サラの元へ帰りたいのに帰れない。サラに見つけて欲しくて、ロンドンまでは来るけど、そこからは進めない。それなのに、ベッドの足元で酔っぱらって・・・。いや〜、最近読んだロマンス本の中ではダントツでした。何度も読み返したくなる本です。 サラの兄、従兄弟、弟、そしてガブリエルと行動を共にしたジャック、スピンがあればいいのに。作者に続きを書いてもらいたいな〜。これがデビュー作というのに驚きました。

  • びわ さん

    ヒーローの過去がホントに重くて、人格壊れても仕方がないのに、純粋なものを失わなかったのが素晴らしい。ヒロインが本人も気づいてなかった純粋さを感じ取って、ヒーローをいやしていくのがいい。流星を二人で見るシーンは泣ける。離れ離れになってしまったのが本当にかわいそうだった。最後は幸せそうで良かった。涙なしには読めなかった。

  • Masami🖤 さん

    凄まじい過去のせいで心に深い傷を負った元男娼のヒーローと、男装&型にはまらないしかも一途で前向きななヒロイン(*^^*)まず、ヒーローの境遇にびっくらこきつつ、二人は少しずつ心を開き親友そして恋人になっていくのですが、そこにハプニングがおき離ればなれに…読んでてヒーローがかわいそうで仕方なかった(>_<")普段、ホットな作品ばかり読んでいるのでその点については横に置いておいて〜(要はホットな場面は少ないのです(^o^ゞ)、この作品は純愛でございました(*´ω`*)

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ジュディス・ジェイムズ

弁護士秘書や馬のトレーナー、臨床心理士などを経て、2008年、『折れた翼』でデビュー。独立系の出版社から出た無名の新人の作品としては、異例の注目を集める。その後も三冊のヒストリカル・ロマンスを執筆している

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