能から紐解く日本史

大倉源次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594084172
ISBN 10 : 4594084176
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
追加情報
:
245p;19

内容詳細

能には古代からの日本人のDNAが隠れている。人間国宝能楽小鼓方大倉流十六世宗家が読み解く!

目次 : 序章 本書を楽しむための基本―能楽用語(能楽とは、何か?/ 能楽を演じる人たち ほか)/ 第1章 能には歴史の秘密が隠れている(『国栖』―天武天皇の身を守った吉野の先住民族たち/ 権現思想とは何か―鍵を握る“役行者” ほか)/ 第2章 歴史を動かしたもの―稲作、信仰、戦争(能が生まれた「畿内」とはいかなる場所か/ 食料生産力で歴史は大きく動かされてきた ほか)/ 第3章 能の謎の中心―翁と秦氏(「翁面」が各地の神社でご神体になっている謎/ 水田稲作と切っても切れない“在原”『伊勢物語』 ほか)/ 特別章 新作能『えきやく』

【著者紹介】
大倉源次郎 : 能楽小鼓方大倉流十六世宗家。公益社団法人能楽協会理事。一般社団法人日本能楽会会員。1957年(昭和32年)、大倉流十五世宗家・大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。1964年(昭和39年)、独鼓「鮎之段」にて初舞台。1981年(昭和56年)甲南大学卒業。1985年(昭和60年)、能楽小鼓方大倉流十六世宗家になる(同時に大鼓宗家預かり)。2017年(平成29年)重要無形文化財保持者(人間国宝)各個認定。大阪文化祭奨励賞。咲くやこの花賞(大阪市)、大阪文化祭賞(団体)、大阪舞台芸術賞奨励賞(団体)、観世寿夫記念法政大学能楽賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tamami さん

    前半では、能楽についてのごく初歩的な知識と演目、現在の形になるまでの大まかな歴史が、初学者にも分かりやすく書かれていて、言葉だけ知っていた「能」から半歩前進という所です。機会を見つけて本物の舞台を観てみたい。後半では、能の歴史に関係の深い宗教についての話や、渡来人の秦氏がもたらした多くの文化的遺産について縦横に語られていて、興味が尽きない。著者も断っているように、舞台で実演することを通しての直観に類する部分もあるかもしれないが、歴史の通説・定説といった見方に対して、多くのヒントを与えられたように思う。

  • クサバナリスト さん

    能から日本史との関連をみていくというユニークな内容で面白かった。 ・世阿弥は奈良の出身、能も奈良から生まれた。 ・伊勢には「元伊勢」という伝承があり、現在の伊勢におさまるまで遷座を繰り返したということ。 ・謡がが方言を超えて日本の共通語になった。謡曲が共通語。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    能を切り口に、史書に書かれていない歴史を推定する本。歴史は、主観的な推察を自由に出来て、それが正解かどうかはタイムマシーンが開発されない限り、わからない。 「人間とは何か?」、著者の考え、思いを起点に、自分なりの歴史を描くことが出来る。 歴史は楽しい学問ですなあ。

  • 月華 さん

    図書館 歴史に興味があれば、より楽しめそうな内容だと思いました。色々細かい注釈が書かれていました。

  • Hal さん

    能から著者が推測した日本史。期待とは異なったが、吉野旅行を思い出すきっかけになったので良しとしよう。 QRコードは面白いアイデア。

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大倉源次郎

能楽小鼓方大倉流十六世宗家。公益社団法人能楽協会理事。一般社団法人日本能楽会会員。1957年(昭和32年)、大倉流十五世宗家・大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。1964年(昭和39年)、独鼓「鮎之段」にて初舞台。1981年(昭和56年)甲南大学卒業。1985年(昭和60年)、能楽小鼓方大倉流十六

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