「愛」という名のやさしい暴力 その生きづらさはどこからきたのか

斎藤学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594086022
ISBN 10 : 4594086020
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

■内容
あなたの生きづらさはどこから来たのか
現代社会では、いわゆる「よい子」や、やさしい「いい人」ほど
生きづらさを抱えている。
子どもを愛するがゆえに、子どもに期待して干渉する。
そんな親からの「やさしい暴力」を免れている家庭は、今の日本には少ないかもしれない。
波風を立てず、空気を読み合って、相手の期待を裏切らないようにふるまううちに
人は自分の欲求や願望をうしなっていく。
他者の期待を読み取り、それにこたえることが「自分の人生」になっていないだろうか?
誰の役に立たなくても、みんなと同じことができなくても、あなたらしい人生はそこにある。
不安、無力感、寂しさ、怒り、罪悪感に苦しむあなたを
家族問題の第一人者である精神科医が、「やさしい暴力」から解放する。
かけがえのない「あなた」が自分らしく生きるために。

■著者
斎藤学(さいとう さとる)
精神科医、家族機能研究所代表。
1941 年東京都生まれ。1967 年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHO サイエンティフィック・アド
バイザー(1995 年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精
神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さい
とうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール
症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」と
いう用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不
全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。家族問題の第一人者。

【著者紹介】
斎藤学 : 精神科医、家族機能研究所代表。1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • meru さん

    親子関係において親は知らず知らず知らずのうちに子どもを束縛 もっとひどい言葉でいうと虐待にあたる。よくよく考えてみれば、この子の将来の為に習い事 塾 と生活費から捻出し、良い親と満足し‥  しかしそれは子どもにとって本当に幸せなことなのか?重荷になっていることも少なからずある。バランスはそうとう難しい。子どもが大人になった時 親が習い事をさせてくれたおかげで、と思ってくれたら肩の荷が降りるかも

  • スリカータ さん

    著者はアダルト・チルドレンを提唱した精神科医。親の共依存による暴力を説く。子育ては終わったけど、本書を読むと自分の子育てはこれで良かったのか分からなくなり、あれこれと回想してしまう。親自身が叶えられなかった夢を子供に肩代わりして入れ込むことに対しては昔から違和感があったので、これだけはしないようにして来たけど、これも優しい暴力の一つだった。

  • Jas さん

    『現実の自分の生活が息苦しかったり問題があると感じたりしたら、いつでも自分が考えている「もう一つ別の生活」に移ってもいいのだと思うこと。』『成長した人は静か』毎日この言葉に触れ、心がけて生きたい。自分の人生を自分で選ぶ。『「もう一人の自分」を考えたとたん、生活は具体的に変わる』私は今の自分の生活を変えたい。ロボット化が起こっている今の生活を変えたい。自己顕示欲ではなく、自分が喜びを感じる形で、静かに自分を表現して生きたい。「生きがい」「生きる」

  • okaching さん

    傍からみるとこういった家庭の異常性を感じる。親の共感性や温かみがなく、支配性が強い。なんとか子どもにとって良い環境にしてあげたいと思うが、親が変わるはずもなく、何もできないで手をこまねくだけ。子供は家族を維持するために自分を抑え、親の顔色を伺う。その結果低い自尊心、境界のなさ諸々を持ち大人になっていく。まさに虐待の連鎖。

  • ゆりたん さん

    着眼点、踏み込んだ姿勢は素晴らしく、一種の救済を感じられる。欲をいえば一つの項目に対してもう少し(せめて、あと2ページ)書いていただけたらなあ…一つ一つがとても気になる項目であった為、もっと掘り下げて読みたくなった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

斎藤学

精神科医、家族機能研究所代表。1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品