洞窟ばか すきあらば、前人未踏の洞窟探検 扶桑社新書

吉田勝次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594087968
ISBN 10 : 4594087965
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
270p;18

内容詳細

圧倒的な暗闇に広がる美しくも恐ろしい世界。落石で骨折し、300メートルのロープを片手でよじ登る。17センチの隙間があれば潜り込む。排泄物はすべて持って帰る。ときにご遺体と出会うことも。人生のエネルギーをすべて洞窟探検に注ぐ。

目次 : プロローグ 落石、骨折…30時間の脱出行!/ 第1章 洞窟病、重症化する/ 第2章 計画性はゼロ?出たトコ勝負で突っ走る!/ 第3章 いかにして洞窟を探検するか?―吉田流洞窟探検術/ 第4章 洞窟探検の愉快な仲間たち/ 第5章 オレは生涯、洞窟探検家/ エピローグ 次なる野望

【著者紹介】
吉田勝次 : 1966年、大阪府生まれ。洞窟探検家。(有)勝建代表取締役、(株)地球探検社代表取締役、(一社)日本ケイビング連盟会長、日本洞窟学会会員、(特非)火山洞窟学会会員。アルパインクライミング、スキューバダイビングの技術習得を経て、28歳から洞窟探検(ケイビング)にのめり込み、これまで探検した洞窟は国内外で1000以上。洞窟探検チーム「JET(ジェット)」、洞窟探検プロガイドチーム「CiaO!(ちゃお!)」を主宰し、テレビ番組での洞窟探検・撮影、学術調査、研究機関からのサンプリング依頼、洞窟ガイド育成など、洞窟にかかわることならすべて請け負う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雲をみるひと さん

    作者の洞窟に関わったきっかけから来歴が纏められた本。口語体の文体が少し気になるが、洞窟趣味の魅力を伝えたいという作者の思いがよく伝わる。洞窟に嵌る人以外はこんな世界もあるんだという感想に留まるかもしれない。

  • 魚京童! さん

    途中からリーダー失格してた。振り回していただけ。自分が愉しければいい人になっていた。組閣したのに。嫌いじゃない。私もこんな人間だから反面教師だ。やばいなって思った。面白い人でいてくれなかった。南方熊楠なのかもしれない。一面を切り出せば面白いが、同じ枠内にいてはダメな人。死ぬことが隣にある人。なんか違うな。言葉にできないけど、途中でやめるだけの何かがある。もう一歩踏み込んでみたら、私は愉しくなっちゃうのかもしれない。だからここでやめておくほうが良いと思う。これでやめよう。もう終わりだ。

  • 流石全次郎 さん

    魅力的な内容で読み易かったです。本当はひとつひとつのエピソードにもっと深い説明もできる筈だけど無理矢理さらりとまとまった印象を残され少し興ざめしながら読みました。著者の取り組みや実績も凄いなと感銘をうけつつ、自伝の色合いが強烈なのでもう少し客観的に淡々と描かれてたらよかったのにと思いました。ただそうなるとこの一冊では収まらないのが著者の馬力と生き様なんでしょう。

  • オカピー さん

    巻頭の洞窟写真は、圧巻です。行ってみたいと思う反面、とても怖くて行けません的な、相反する気持ちになりました。地下には、まだまだ知られていない未知の世界がたくさんあるのでしょうか。凄い行動力に脱帽です。小さいころに親に連れて行ってもらった、小さな鍾乳洞が精一杯です。(笑)

  • yamakujira さん

    洞窟探検の第一人者が、洞窟探検に魅せられるきっかけから世界各地での探検の様子を語る。今でも梅里雪山をはじめとする未踏峰や熱帯雨林の奥地には人跡未踏の地があるけれど、衛星写真に写る陸上では新発見と高揚するような探検は難しそうな現在、探検の余地は深海か宇宙しか残されていないと思いきや、地底という空間に気づかせてくれる。未知の世界をみたいと願う著者の動機は頷けるけれど、落石、滑落、溺死などに加えて、洞窟内での道迷いは恐怖だな。これからも未知の世界の写真や映像を、事故なく見せてほしいね。 (★★★☆☆)

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