リチャード・レヴィンソン

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突然の奈落 レヴィンソン&リンク劇場 扶桑社ミステリー

リチャード・レヴィンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594091729
ISBN 10 : 4594091725
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;16

内容詳細

『刑事コロンボ』をはじめとする数々の推理ドラマで世界中を魅了した名コンビは、戦後アメリカ黄金時代のミステリー雑誌を飾った短編作家でもありました。その貴重な作品をお届けする“レヴィンソン&リンク劇場”完結編!長年勤めた会社を退職する男の最後の計画とは?妻を殺した夫が落ちた罠とは?極寒の米軍施設で兵士が知った犯罪とは?人生のさまざまシーンで起こる多様な事件をあざやかに描きだし、予想外の結末に導く手練の技を、ぜひご堪能ください。

【著者紹介】
リチャード・レヴィンソン : 1934‐1987。学生時代から親交を結び、2人でペンシルヴァニア大学在学中に短編「口笛吹いて働こう」でデビュー。小説の他、演劇、TV脚本を執筆。「刑事コロンボ」「ジェシカおばさんの事件簿」等、多数のドラマを製作し、エミー賞や3度のエドガー賞など多数の受賞歴を持つ

ウィリアム・リンク : 1933‐2020。学生時代から親交を結び、2人でペンシルヴァニア大学在学中に短編「口笛吹いて働こう」でデビュー。小説の他、演劇、TV脚本を執筆。「刑事コロンボ」「ジェシカおばさんの事件簿」等、多数のドラマを製作し、エミー賞や3度のエドガー賞など多数の受賞歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オーウェン さん

    レヴィンソン&リンクの短編集第2弾。 今作も切れ味鋭いオチが多く、冒頭の「ミセス・ケンプが見ていた」からどんでん返しが炸裂する。 ラストの話はコロンボ風の刑事が登場する。 一番印象に残ったのは「指名不詳、住所不詳、身元不詳」。 事故で記憶喪失になった男が持っていた一枚の名刺と千ドル札。 そこから辿る筋道は予想がつかなかった。 まさかラストでああいう風に転換するとは。

  • したっぱ店員 さん

    コロンボ脚本コンビの短編集。前作よりもオチがわかりやすいのが多かった気が。短いページでさらっと楽しめてちょっと粋。完結だそうだけど、もっと読みたいな。

  • M H さん

    「皮肉な終幕」は未読でこちらだけ入手、どこから読んでも問題なし。約20ページできれいにオチがついて、ユーモアと残酷さをさらっと描く軽い読み味が心地よい。しょっぱなの「ミセス・ケンプが見ていた」で掴みはばっちり、最後が「ロビーにいた男」なのも良かった。頭をからっぽにしたいとき(もとから…)、ちょっとした隙間時間にぴったり。本作で完結らしいけどこんな感じのまた出ないかしら。

  • ハスゴン さん

    嬉しい事に第二弾、まだ第三弾があるかはわからないけど期待しています。

  • くさてる さん

    ミステリ短編集。50〜60年代に書かれた作品ばかりなので、ちょっとばかし古めかしいけれど、皮肉と残酷さ、ユーモアのバランスがいい感じで、こういう短編集が現代にあってもいいのではと思わされる内容でした。いちばん印象に残ったのは、刑事が捕まえた、殺人犯と思しき男が実は……という「ロビーにいた男」。派手な謎解きもないけれど、こういう謎の明かされ方もあるんだな、というラストで、辛くも重かったです。

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