紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

堀越英美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594095581
ISBN 10 : 4594095585
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

ひきこもり作家が後宮で働いてみたら…!?1000年前も現代も、悩むことは皆同じ。出仕したらいきなりアウェイ、同僚はみんな深窓の令嬢、仕事相手はクセつよ貴族官僚。30代OL風に超訳。

目次 : 初マタ中宮様とバタバタ藤原家/ 出産レポ/ 産後はパーティー三昧/ 帝が土御門邸にやってきた/ 誕生五十日目のパーティーは大波乱/ 中宮様、宮中へ帰る/ 平安京ガールズコレクション(五節の舞姫)/ 年の暮れに大事件勃発/ 女房たちについていろいろ言いたい/ 私もたいがいなんですが/ 浮かれてはいられないお年頃/ 中宮様、二児の母になる

【著者紹介】
堀越英美 : 1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒

山本淳子 : 京都先端科学大学教授。京都大学文学部卒業。高等学校教諭等を経て、1999年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都学園大学助教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶぶ ひこ さん

    著者、堀越英美さんの令和言葉訳が、イケてる。紫式部が、SNSで呟いている感覚が伝わる。46章から56章までの手紙文で書かれた人物評価のところは、特に面白い。清少納言を薄っぺらい人間と忌み嫌う紫式部。紫式部自身も人のことを言ってる場合じゃなかったと戯ける。この時代、歌のやりとりで、コミュニケーションをとっていた。詠み手の思いをのせて相手に伝えるコミュニケーションツール。何とも風流で、おくゆかしきことよ。

  • Sato さん

    ある日『源氏物語』が評判となり、後宮の女房としてスカウトされた紫式部。職場には冷ややかな同僚たちが待ち構え、孤立感にさいなまれる日々が始まる。 そんな中、藤原道長から中宮彰子の出産記録を依頼され誕生したのが『紫式部日記』。宮中の出来事を記録した部分と、彼女の感情が表現された「消息文」というエッセイ的な部分が挿入されているが、同僚への辛辣な人物評や宮仕えの愚痴が詰まった「消息文」の方が圧倒的に面白い。1番有名なのは「清少納言の悪口」。まさか彼女も千年後まで悪口が読み継がれるとは思わなかっただろう(笑)

  • たまきら さん

    娘さんに。紫式部日記を楽しく読めるかな?と思ったら大当たりでした。ただ本人曰く、歌とか格調高さがないとのこと。…でも、今の言葉で楽しんでもらいたい、というラノベ感覚が良さでもあるんだからいいんじゃないかなあ?オカンは親しみやすくて楽しかったです。いきいきと実在した人たちが語られているし…。でも、いつか原文にも挑戦したいな。

  • sofia さん

    「令和言葉で読む」がはやっているのか…。「紫式部日記」をわかりやすく読むにはよいかも。彰子の出産日記に関して、現代的には面倒くさい行事ばかりだということを理解するのにはよい。ただ、紫式部は「ヤバい」「めちゃ」なんて言葉は令和に生きていたとしても嫌いだろうし、もっと品のある文章を書くと思う。そこはなんだかな〜と思う。山本淳子監修。

  • もえ さん

    『紫式部日記』を令和の三十代OL風言葉に超訳しており、可愛いイラストも親しみやすい。『源氏物語』の女三の宮の飼い猫で「ねうねう」と鳴いて柏木を骨抜きにした魔性の天才猫が注釈の解説を担当。言葉が現代風なためか、紫式部がより身近に感じられて共感しやすい。先月行った風俗博物館で、重陽の節句に倫子から紫式部に菊の着せ綿が贈られるシーンがあったが、「菊でエイジングケア」の章で、この時代は菊の香り付きの露をコットンに含ませて肌を拭く習慣があることが分かり、より理解が深まった。『紫式部日記』入門としてもオススメである。

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