ゴーマニズム宣言SPECIAL 愛子天皇論 2

小林よしのり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594098827
ISBN 10 : 4594098827
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
追加情報
:
376p;21

内容詳細

 愛子天皇誕生を熱望する声が日に日に高まっている。実際、共同通信が2024年4月28日付で配信した世論調査を見ても、実に90%に上る人々が女性天皇を容認すると回答。これは、愛子さまを念頭に置いた国民一人ひとりの「総意」であることは間違いないだろう。

 一方、政治の世界では安定的な皇位継承を巡る議論は一向に深まらず、20年もの間、先送りされてきた。なぜか? それは男系継承に固執する一部の自称保守政治家が、女性・女系継承につながる議論を頑なに阻んできたからに他ならない。

 彼らは男の血を尊び、女の血を卑しむ「男尊女卑」という儒教国家伝来の考えから抜け出せないばかりか、戦後、皇籍離脱した旧宮家の子孫である「現・一般国民男子」を引っ張り出し、現存する皇族と養子縁組みさせたうえ、ゆくゆくは女性皇族と「政略結婚」させるという、あまりに荒唐無稽なウルトラC案を金科玉条のごとく振りかざす。

「男系男子継承は伝統だーー」

 男系固執派は決まってそういう。だが、それが明文化されたのは明治以降のわずかな期間で、歴史をさかのぼれば女性天皇は八方十代おり、男系も女系も共に尊ぶ「双系主義」だったことは明らかだ。

 本書では、女性・女系天皇の践祚がいかに正統性があるものなのか、その歴史的根拠を詳らかにしたうえ、現在、国民から圧倒的な支持を受けている愛子さまのカリスマをつぶさに描いていく。

 天皇皇后両陛下から有り余る愛情を注がれ、上皇上皇后ご夫妻のお姿も身近で見ながら育った愛子さまは、いつしか公に尽くす心を大いに育まれ、今春、日本赤十字社にご就職された。我われ日本国民を見守り、真に癒すことができる将来の天皇は愛子さましかおられないということを、漫画家・小林よしのりが作家人生を懸けて描く第2弾。

【著者紹介】
小林よしのり : 1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』(集英社)、『おぼっちゃまくん』(小学館)など数々のヒット作を世に送り出す。新しい試みとしてメルマガ『小林よしのりライジング』(まぐまぐ大賞2022年受賞)の配信や、身を修め、現場で戦う覚悟をつくる公論の場として「ゴー宣道場」も主催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    一部の本当に一部の男系固執派が皇室を痛めつけてる現状に腹が立つ。そして皇室へのバッシングも受けてたら、誰もやりたくなくなるだろうし、誰も嫁ぎたくないよなと思う。

  • 九曜紋 さん

    皇統に係る男系男子固執派への反駁という意味では2023年刊行の前作「愛子天皇論」と主張そのものに大きな変化はない。しかし、「愛子さましか勝たん!」を補強する根拠として愛子さま中学1年生時の作文を掲載するなど、愛子さまの卓越性を補強する論拠の提示もある。この若き女性は一国の象徴、国民を束ねる精神的支柱となるべく生まれた、まさにこの国を護りきたる神々に選ばれた女性なのだと思う。愛子さまの纏うオーラ、その献身性と使命感は只事ではない。女性だから、という時代錯誤には終止符を打つべき、との著者の見解を支持したい。

  • H さん

    政治家が問題の先送りしかしないままもはや限界まで来てしまった感がある。愛子内親王殿下の即位への道が途絶えれば皇統断絶は現実となってしまう。それを望んでいて男系男子に固執している連中がどれだけいるのやら。

  • もこちゃん さん

    よい本だとは思う。しかし、愛子天皇論1で展開された理論から本書「2」において何か新しいことが加わった感じはしなかった。情に訴える部分が強くなった印象。それを否定はしないが、理論的に新しい肉付けを期待していた分、少し不完全燃焼感がある。もちろん個人的に。

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小林よしのり

1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』(集英社)、『おぼっちゃまくん』(小学館)など数々のヒット作を世に送り出す。新しい試みとしてメルマガ『小林よしのりライジング』(まぐまぐ大賞2022年受賞)の配信や、身を修め

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