続々・失敗百選 「違和感」を拾えば重大事故は防げる 原発事故と“まさか”の失敗学

中尾政之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784627675018
ISBN 10 : 4627675011
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;23

内容詳細

“まさか”の大事故には、必ずその前兆があった!隠された兆候を感じ取ることができれば、想定外の災害も防げます。本書は、福島原発事故を工学的な視点で分析することで、事故の背景に何があったのかを明らかにするとともに、“まさか”の失敗に対する感度を磨き、「発生確率がきわめて低いが被害が甚大な事故」を未然に防ぐ方法を考えます。前2著「失敗百選」「続・失敗百選」とは異なる視点を取り入れた、「ポスト3.11」の失敗学の指南書です。

目次 : 第1部 「失敗百選」、「続・失敗百選」から「続々・失敗百選」への展開(「続々・失敗百選」を要約する/ “つい、うっかり”から“まさか”の失敗へ注目が移る/ “まさか”の失敗の典型例―福島第一原発の事故―を学ぶ/ “まさか”の事故の特徴は何か、どうやって防ぐか/ 違和感を拾いながら失敗を防ぎ、新しい創造を始めよう)/ 第2部 失敗事例を学ぼう(福島第一原発は事故に先立って何が問題だったのか/ 福島第一原発は事故処理中や事故後に何が問題になったのか/ “まさか”の事故から多くの問題が学べる)

【著者紹介】
中尾政之 : 1983年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻修士課程修了。日立金属(株)入社。1989年HMT Technology Corp.に出向。1991年東京大学で博士(工学)を取得。1992年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻助教授。2001年東京大学大学院工学系研究科総合研究機構教授。2006年東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Uzundk さん

    失敗学関連は本当に面白い。事故が起きた事実だけ聞くだけなら、いったいなにやってんだかと思うけども、もちろんそんなに単純じゃない理由と小さな見落としが重なって致命的な事故が発生すると言うのを実感できる。 さて失敗学は以前は過去の事例に学び「つい、うっかり」を無くすことが大きかったが、本書では「まさか」の事故について多く言及している。まさかの事故を防ぐのは過去事例ではなく現場現物に違和感を感じる感性とそれを突きつめて考えられる論理性が必要である。それは新しい価値を生み出す創造の分野にも近いと著者は語る。

  • くらーく さん

    まさか、この本も読んでいたとは。すっかり忘れていました。もう、10年以上経つけど、仕方ないで済ませる訳にもいかんのでしょうな。 それにしても、発電所が停電で致命的とはねえ。こういうもんなんだろうな、重大事故って。

  • だいぇ さん

    311の検証だったり、その時何が起きていたかが主な内容かと。 日本のマスコミや政治、官僚にうへぇとなる 理系論文的、数々の事故を検証し裁判の結果など見るにアメリカほどの訴訟国家にはなりたくないが、アメリカほど失敗を教訓に活かせる仕組み、風土がもう少し浸透してほしいと思った。あらゆる仕事に、人生に危険は付き物で、事例の中の要素は参考になるはず。

  • くらーく さん

    ますます難しくなるリスクの洗い出し。。。。違和感なんて主観だと思うけど。承認者に「違和感があるのですが」なんと言っても通用しないでしょうな。でも、そういうところまできたのかと。

  • h t さん

    いろんな失敗事例集。どこまでを罪に問うかって難しいのね。

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