平氏政権と源平争乱 京都の中世史

元木泰雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642068611
ISBN 10 : 4642068619
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
280p;20

内容詳細

貴族政権の内紛で勃発した保元・平治の乱を鎮めた平清盛は、後白河院を幽閉し平氏政権を樹立する。それが平氏と他勢力との分断を生み、源平争乱を惹き起す。荘園制の成立や仏教の展開にも触れ、空前の混乱期に迫る。

目次 : 「武者の世」の到来―プロローグ/ 1 鳥羽院政と院近臣/ 2 権門の分裂と保元の乱/ 3 平治の乱と清盛の勝利/ 4 平清盛と後白河院/ 5 平氏政権の成立/ 6 福原遷都と内乱/ 7 戦乱と荒廃/ 8 鎌倉殿の入京/ 9 中世荘園制の成立/ 10 院政と顕密仏教の展開―仏都京都と内乱/ 内乱と京の再生―エピローグ

【著者紹介】
元木泰雄 : 1954年兵庫県に生まれる。1978年京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。1983年京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。現在、京都大学名誉教授、博士(文学)

佐伯智広 : 1977年大阪府に生まれる。1999年京都大学文学部人文学科卒業。2010年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、帝京大学文学部准教授、博士(人間・環境学)

横内裕人 : 1969年長野県に生まれる。1993年京都大学文学部史学科卒業。1997年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都府立大学文学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 南北 さん

    全7巻のシリーズの第2巻。鳥羽院政から源頼朝の死までを扱っている。後三条天皇の荘園整理令が摂関家に対する圧力ではなかったとする説など最新の研究が盛り込まれているようで興味深く感じた。また中世荘園制と顕密仏教に関する記述が1章ずつあって、領域型荘園の出現も相まって、地方の富が京都に吸収されていくと同時に京都の情報が地方に流れることで内乱につながっていくとする見解や平安京の郊外に伽藍を建設するようになって次第に平安京から「京都」へ移行する様子が垣間見えて、単なる通史とは異なる内容になっていると思う。

  • さとまる さん

    京都を中心に語られる平氏政権から鎌倉幕府の成立あたりまで。なので壇ノ浦など華々しい源平合戦などはあまり描かれず、あくまでも京都から見た平家の都落ちであり、義仲の入京であり、義経の栄光と悲劇が中心となる。平氏の流れが変わる節目となるのが、奇しくも平氏政権が成立する治承三年政変だったとのか。『平家物語』や『鎌倉殿の13人』の影響でこの時代に興味がわいたものの知識不足だったので非常に勉強になった。

  • アメヲトコ さん

    22年2月刊。前巻の続きで2巻は鳥羽院政から頼朝の時代まで。京都の権門の視点から平安末期の政治史を描く1章から8章は安定の面白さですが、荘園制の流れをコンパクトにまとめた9章、「仏都」となった京都を描いた10章も読ませる内容で、個人的にはとくに後者が色々と気づかされるところ大な章でした。

  • イツシノコヲリ(丹波國) さん

    院政期から鎌倉幕府が成立するまでを扱う。1から8章の政治史では、最新の研究の成果が分かって面白かった。9章の荘園,10章の仏教文化もよくまとめられていた。後白河法皇と法華経、重源・栄西と阿育王山舎利殿といい知らないことだらけだったので勉強になった。

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元木泰雄

1954年兵庫県に生まれる。2024年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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