4 遠い野ばらの村 安房直子 絵ぶんこ

安房直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751532041
ISBN 10 : 4751532049
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
48p;25

内容詳細

野ばら堂のせっけんは本物のばらのにおい。泡立ちも良くて、使えば肌はすべすべに。またたく間に売り切れるその人気のせっけんは‥。心がぽっとあたたかくなる、安房直子絵ぶんこシリーズ第4弾!

【著者紹介】
安房直子 : 東京都に生まれる。日本女子大学在学中より、山室静氏に師事。大学卒業後、同人誌『海賊』に参加。1982年、『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞、1985年、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新美南吉児童文学賞、1991年、『花豆の煮えるまで』でひろすけ童話賞を受賞。1993年、肺炎により逝去。享年50歳

高橋和枝 : 神奈川県生まれ。東京学芸大学教育学部美術科卒業。文具デザインの仕事を経て、書籍の挿画や絵本創作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんこ さん

    子どものいない雑貨店を営むおばあさん。いつもお客さんには遠い村に暮らす息子さん一家の話を嬉々としています。空想と知っていても黙って聞くお客さん、優しいですね。そんなおばあさんの元に千枝ちゃんという娘が現れ、石けんを置いていきます。バラの香りがして、お肌もツルツル。おばあさんは孫が来ないかと待ち遠しい。おばあさんと千枝ちゃんの優しさに胸キュンでした。

  • 遠い日 さん

    「安房直子絵ぶんこ」シリーズ4。おばあさんの寂しい気持ちが連れてきた不思議な世界ではあっても、この出会いによって楽しみを見出し元気になるおばあさん。生活の張りと希望。ひとときの夢だったでしょうか。全てを描ききらない謎がすばらしい叙情を生み出します。いい香りがして肌がすべすべになるという野ばらの石鹸。どうしておばあさんのお店に卸してくれるようになったのでしょう。

  • 栗羊羹 さん

    新聞広告で見たり、図書館の絵本コーナーで【おすすめ】に並んでいたのでちょっと気になっていました。小さな村で雑貨屋を営むおばあちゃん、お客さんに遠くに住んでいる息子や孫の話をするけど、おばあちゃんには息子も孫もいないことはみんな知っている。ところがある日孫(!)が現れて…孫が持ってきた「野ばら堂のせっけん」は大人気!すこし悲しくてあったかいお話し。

  • 必殺!パート仕事人 さん

    野ばらと狸はちょっとイメージが重ならないけれど、表紙に描かれているのは子狸なんですね。

  • おと🐾 さん

    おばあさんのたぬきたちへの優しさに心がじんわりくる、高橋和子さんのふんわりした絵と相まって、疲れたときの良薬のような絵本です。

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