基本情報
内容詳細
十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、生理学や神経学、病理学などの医学は「生命」をモニタリングするために、何を、どのように記録しようと試みたのか。顕微鏡やX線といった映像化技術を駆使して生命を把持し統制しようと格闘した歴史を、多様な事例と豊富な図版から明らかにする。
目次 : 序章/ 第1章 科学と映画/ 第2章 「破壊実験」―生理学における映画的刻印/ 第3章 神経学的まなざしの病因学/ 第4章 身体のミクロ物理学―顕微鏡と映画/ 第5章 分解される身体―X線と映画/ 第6章 女性とX線写真術という公的文化
【著者紹介】
リサ・カートライト : カリフォルニア大学サンディエゴ校視覚芸術学科教授。専攻は視覚文化論、フェミニズム科学技術論
長谷正人 : 早稲田大学文学学術院教授。専攻は映像文化論、コミュニケーション論、文化社会学
望月由紀 : 東都大学幕張ヒューマンケア学部准教授。専攻は近代英哲学、倫理学、文化看護学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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