フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書

シャルル・ペパン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794226808
ISBN 10 : 4794226802
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;19

内容詳細

欧米のエリートにとって、哲学は不可欠な教養だ。フランスの高校では哲学が必修、バカロレア(大学入学資格試験)では文系理系を問わず哲学の筆記試験が課される。教養としての哲学を、フランスの教科書を読んで身に着けよう!

目次 : 1 主体―「私」は私ひとりだけのものか、それとも他者との関係で定義されるものなのか/ 2 文化―文化とは自然なことか、それとも自然に反することか/ 3 理性と現実―理性は現実を捉えることができるのか、それとも現実は理性では捉えきれないものなのか/ 4 政治―政治は現実的であるべきか、理想を目指すべきか/ 5 道徳―道徳は現実に存在するのか、ただの幻想なのか/ キーワード解説/ バカロレア試験対策実践編

【著者紹介】
シャルル・ペパン : 1973年、パリ郊外のサン・クルー生まれ。パリ政治学院、HEC(高等商業学校)卒業。哲学の教鞭をとる一方、教科書、参考書のほか、エッセイや小説を多数執筆。映画館で哲学教室を開いたり、テレビやラジオ、映画に出演している

永田千奈 : 東京都生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 樋口佳之 さん

    どちらの問題形式も、自分の意見や感想を自由に書くとまったく評価されない。その意味で、フランスの高校生が哲学するとは、こうした「型」を身に付ける訓練をすることでもある。ただし、彼らにとっても哲学は難解で、合格点に達する答案を書けるのは受験者の三割に満たない。当然だが、フランスの高校生が哲学を学ぶからといって、皆が哲学を得意としているわけではない/フランスの高校生にとっては、哲学もまた詰め込みの対象である。/受験科目である以上そうなっちゃうんだな。やっぱり…。

  • 拡がる読書会@大阪 さん

    フランスの高校生は、哲学の授業が必須なんだそうです。 目的は批判的思考を養い、論理的な議論を展開する能力を培うことにあります。 ソクラテス、プラトン、アリストテレスなど、哲学者に言及しながら「主体」「文化」「理性と現実」「政治」「道徳」といったテーマで紹介されています。 実際の試験対策も書かれているようで、日本は詰め込み教育とか言われてましたが、国によって教育の違いを感じます。 https://note.com/sharebookworld/n/n13d6f61fe9be

  • takakomama さん

    大学の社会人講座で「フランスの高校生は哲学が必須」と習い、「高校生向けの本なら理解できそう」と手に取りました。抽象的な観念を複数の視点から考えること、筋道を立てて考えること、言葉にできるようにすることが大事だと思いました。「難しいと思っても読み続ける。わずか3行でも理解できればそれを喜べばいい。著者が一生かけて考え抜いたことを、一度で理解しようなんて大それたこと」という文に、ほっとしました。

  • Jackie さん

    なかなかの良書。フランスの高校生はみんなこんなの理解してるのか、すごいな!と思っていたら最後の解説でそうでもないと書いてあってたのでちょっと安心した😅サルトルの「sum(これまでの行動) as 今の自分」みたいなのは自分もそう考えていたのでとても腑に落ちた。先日、夕食の冷しゃぶの際にいつものごまドレかゆずポンかで悩み、珍しくゆずポンをチョイスした私はあの瞬間ちょっと違う何者かに変化したのかもしれない。一体私は何を書いているのだ。大体の後世の流れはストア派とエピクロス派みたいなのもわかりやすかった。

  • soccer atsushi さん

    フランスの高校生は大変だが、その哲学教育は素晴らしい🎵

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シャルル・ペパン

1973年、パリ郊外のサン・クルー生まれ。パリ政治学院、HEC(高等商業学校)卒業。哲学の教鞭をとる一方、教科書、参考書のほか、エッセイや小説を多数執筆

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