チャイナ・ジレンマ 習近平時代の中国といかに向き合うか ディスカヴァー携書

小原雅博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799311769
ISBN 10 : 479931176X
フォーマット
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;18

内容詳細

経済チャンスと政治・安全保障リスクの中で、日本がとるべき道は?中国はこれからどうなるのか?中国指導部10年ぶりの移行期にあたって現役外交官が自らの経験と信念から熱く論じる渾身の一冊。

目次 : 第1章 中国への視座(「大復興」する中国/ 中国の時空間を読む)/ 第2章 習近平時代の中国の行方(中国共産党指導部の危機感/ 中国共産党の正統性と安定性/ 民の慟哭と社会の不安定化/ 政治体制改革への展望/ 国際社会と中国)/ 第3章 「チャイナ・ジレンマ」と日中関係(経済チャンスと政治・安全保障リスクのジレンマ/ 国内世論と中国の対日外交/ 国民感情とイメージの役割/ 「戦略的互恵関係」の推進/ 中国社会の共感を求めて/ 「開かれた国益」を目指す日中関係へ/ 日本と中国の明日)

【著者紹介】
小原雅博 : 1980年、外務省入省。アジア局地域政策課長、経済協力局無償資金協力課長、アジア大洋州局審議官などを経て、現在、在シドニー総領事。海外は、中国(北京)、香港、ニューヨーク(国連代表部)、ロサンゼルスで勤務。東京大学卒、UCバークレーにて修士号(アジア学)取得、立命館大学から博士号(国際関係学)を授与される。早稲田大学や立命館アジア太平洋大学他で客員教授を務めた。徳島県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちくわん さん

    2012年6月の本。外務省の在シドニー総領事。「近代の屈辱」から「強国の夢」へ突き進む隣国。未だかつて存在し得ない13億人の国民と広大な国土を国家として維持していく。自国とは異なる成立条件であることを前提に観察していかないと、共存することができない。「中華民族の偉大な復興」は、私達に何をもたらすのか。

  • おらひらお さん

    2012年初版。習近平体制の中国と行方について外交官がまとめた一冊です。専門的な視点からの指摘が多い割に、読みやすい一冊でした。戦略的互恵関係が必要とのことでした。

  • nagata さん

    EUを超える面積に世界最大の人口を抱える中国。抜きん出た経済発展を遂げると同時に、アジアをはじめ各国との安全保障上のリスクが高まっている。とりもなおさず、これだけの大国を維持し続けている中国政府=共産党の力量を軽んじてはならない。また、彼らの置かれている外圧状況をしかと見定めてみることが重要だと思う。いつまでも海の反対側の国の顔色をうかがっているばかりが能じゃない。

  • ぽんた さん

    中国の台頭に関連して、中国が内部に抱える問題を確認しながら、日中間でのより良い関係の構築のための提起を行なっている一冊。2012年初版発行ということでそれから5年経ち当時とは中国の経済規模も国際社会の周辺環境も異なってきていることは確かだが、一方で中国という国家の理解や外交における国益の考え方などについては時代遅れにならないものに思え、日中関係の改善に向けた提言に関してもここ5年の間にどれだけ実現されたのかは分からないが継続していく必要があると言えるだろう。

  • dragon さん

    「中国の大復興」の時代の中で両国関係のあり方、それに影響を与える国内事情を分析している。全般的な事情をよく解説しており、納得できる。それでも希望の未来になるか厳しい未来になるか、中国国内の権力バランスの影響が大きく予断出来ない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品