はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに

佐々木正美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834083453
ISBN 10 : 4834083454
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;19

内容詳細

佐々木正美氏は、児童精神科医として半世紀以上も臨床に携わり、子どもたちの健やかな心の成長を願い、見守り続けてきました。
「感動と意欲の源泉を育てる」「『いい子』に育てないすすめ」「絵本を読み聞かせる大切さ」「子どものウソについて」「自立に必要な依存と反抗」など、乳児期から思春期までそれぞれの発達段階で、子育てをする際に心にとめておきたいことを、子どもとその家族に向き合ってきた著者が、その経験を踏まえて読者に語りかけます。
子育てをしていると、つい感情的に叱ってしまったり、こちらの思うようにならず落ち込んでしまったりします。
いつも、どんなときも子どもの立場に立った著者の言葉は、ときにはやさしく、ときにはきびしく、わたしたち大人の耳に響きます。
迷ったり、困ったり、悩んでしまったりしている方はもちろん、子育てに関わる人すべてにおすすめの本です。

目次 : 母性とは、父性とは―子どもが健全に育っていくために/ 「元気のもと」を育む―元気のない子どもに親がしてやれること/ 「いい子」に育てないすすめ―人を信じ、自分を信じる子どもに/ 感動と意欲の源泉―根拠のない自信を育てる大切さ/ 子どもと生活リズム―心身の健康の基盤/ 一緒に食卓を囲む―人間性の基盤を育てるために/ 絵本を読み聞かせる―一体感を味わう幸福/ 思いやりは身近な人とともに育つ―共感する気持ちを基礎に/ 子どもと友だち―多くのなかよしの友だちを/ 勉強と遊び―まず遊びを、それから勉強を〔ほか〕

【著者紹介】
佐々木正美 : 児童精神科医。1935年、群馬県前橋市に生まれる。1966年、新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学に留学し、児童精神医学の臨床訓練を受ける。帰国後、国立秩父学園(重度知的障害児居住施設)厚生技官、東京大学医学部精神神経科助手(併任)文部教官を経て、財団法人神奈川県児童医療福祉財団・小児療育相談センター所長、社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団参与、ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH部非常勤講師、川崎医療福祉大学医療福祉学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のえる さん

    図書館本。読友さんお薦め本。 雑誌「暮しの手帖」で連載された原稿を改めてまとめられた本書。 育児、子育てにおいて根本的に大切なことは何か考えさせられた。勉強やスポーツ、芸術等で開花できればそれに越したことは無いけど、最も重要なことは誰とでも喜びや悲しみを分かちあい共感しながら社会で円満な人間関係を育むこと、そうだよな。 非行少年やひきこもり経験者らから共通点を探し分析した研究結果も取り入れられ説得力を感じた。 意識したいことが沢山。手元に置いても良いかも。 ★★★★★

  • 江口 浩平@教育委員会 さん

    【子育て】2歳8ケ月になる息子に対してどのように接したらいいかと思い、手に取った一冊。佐々木先生の優しい語り口に癒されるとともに、我が子に対して母性優位の接し方をした上で躾をしていく必要があると感じた。子どもの元気のもとは@ありのままの子どもに満足することA子どもから喜びをうけとることの2点で作り出されると書かれており、子どもが楽しんだり面白がっていることに対して自分も同じように喜びを感じるだけで、子どもは元気になるのかと気づかされた。我が子が自分の感情や衝動を律することができるように育てていきたい。

  • りょうみや さん

    今年6月に永眠された著者の(おそらく)最後の本となってしまった。雑誌連載を編集した内容だが、結果的に著者の集大成のような内容になっている。タイトル通り我が子に愛情を注ぐことが全ての基盤であることが改めて分からせてくれる。

  • 星の王子さま さん

    2018年、今年最初に読んだ本。 保育の現場で働く中で最近感じていた『大人自身も楽しめる内容や方法で子育てを行ない、それが子どもに伝われば最高』という文に嬉しくなった。 引きこもりの国、日本だが、著者の言う大きな愛の力に感動。 難しいが、子どもの話しを心で聴きたいし、見守る勇気を得たいと思った。

  • 純子 さん

    これも武田砂鉄さんの本で知って。子どもたちが、自信を持って生きていくために周囲、ことに母親から得る信頼感が大切だとのこと。孫のことは掛け値なく可愛いが、子育て中は出張が多い夫とけんかしたり、持ち帰り仕事に追われたりで、ほぼ毎日ヒステリックだったわたしには耳の痛い話が多かった。勉強や稽古事が優れているという自信ではなく「根拠のない自信」を作ってあげることが大切。それには、親から満足され、愛されているという実感や自分が喜びを与えているという実感が大事で、そこに母親の存在が大きくかかわってくるということ。

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人物・団体紹介

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佐々木正美

昭和10年前橋市生まれ。昭和42年、新潟大学医学部卒業。東京大学で精神医学を学び、ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科に留学し、児童精神医学の臨床訓練を受ける。帰国後、国立秩父学園(重度知的障害児居住施設)や東京大学精神科助手を経て、神奈川県児童医療福祉財団・小児療育相談センターに所長として20

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