眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意

遠藤保仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862551641
ISBN 10 : 4862551645
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
199p;19

内容詳細

どんな相手でもボールは回せる。試合中に遠藤が見ている世界とは?ついに明かされる天才プレーメーカーの“頭脳”。サッカーを究める思考法。

目次 : 第1章 眼―優位な戦況を作る眼(少年が見ていたブランコと、敵の監督/ ダイレクト・ロング・スルーパス/ レシャックに出会って確信を得る ほか)/ 第2章 術―ゲームをあやつる術(プロゴルファー猿?/ シュートはコース/ 守備での貢献 ほか)/ 第3章 戦―理想とする戦法(南アフリカW杯の成功と後悔/ 貫いてボロ負けしたほうがいい/ 日本代表の成熟 ほか)

【著者紹介】
遠藤保仁 : 1980年1月28日生まれ、鹿児島県桜島町出身。鹿児島実業高等学校を卒業後、1998年に横浜フリューゲルスに加入。翌年、京都パープルサンガを経て、2001年よりガンバ大阪でプレー。2003年から10年連続でJリーグベストイレブンに選出。2008年にAFCチャンピオンズリーグMVP、2009年にはアジア年間最優秀選手賞を受賞した。1999年にFIFAワールドユース選手権大会に出場し、準優勝に貢献。2002年11月に代表デビュー

西部謙司 : 1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 姉勤 さん

    個人的に代表の遠藤というよりは、ガンバ大阪の遠藤。地元クラブと対戦する時に彼の姿を見るとき、かつて味わった失点や敗戦につながる決定的シーンが蘇る。イヤな選手=良い選手なわけ。サッカージャーナリストの西謙司氏のインタビュー形式で自身のサッカー半生、代表や所属クラブでの立ち位置、試合においての技術面、メンタル面を語っていく。時にふてぶてしく見える超然的な態度の内面が覗けて面白い。リスク回避を第一義とする大半の国内クラブの中で、それに異を唱える彼のサッカー感には共感するものは多い。

  • Q さん

    リミテッドにて ●普段の生活から周囲をみる練習 ●マークされていたらそこにパスを出さない傾向 ●ボールが来る前に3.4つのプレーら常に考えている ●動くことそのものよりポジショニング ●大事な試合は毎試合 ●良い試合をした方が勝つとは限らないが良いプレーをした方が勝つ可能性は高い ●相手の目をみると何を狙ってるかわかる ●同数のほうが集中力が出る ●失うくらいなら下げろ ●スタイルを変えてまで勝つよりは負けたほうが良い ▷守備時の同数理論は面白い。周りに流されず核心をついていると思う

  • * さん

    「守備→数的優位で安心、攻撃→数的不利を打開」から、「守備→同数以下でも工夫する、攻撃→数的有利を作り出す」へ。今では後者が国際舞台でも標準になっていて、ヤットさんは先見の明があるなと思わされる。というより、後者を目指した方が試合は面白くなる▼ザッケローニ監督の頃から「ヤット後の中盤」については懸念する声が多くて、実際その通りになってしまった。スペインで活躍する柴崎岳をもってしても、代表ではまだ遠藤ほどの影響力がない。ロシアで日本の「最適解」は見つかるか?

  • サチオ さん

    遠藤保仁の頭の中をたっぷり覗ける一冊。攻撃重視の思考、独特なリスクマネジメント、俯瞰的な視野を得た経緯など興味深かった。しかし今のガンバを観ていると、遠藤の理想が共有しきれず、数年前のクオリティは求められないのが寂しくもある。一問一答で「何故夏の昼間の練習するのかわかんない。僕が監督なら夕方五時からにします。」にはヤットらしいなとニヤリ。本作を読んだ後には一層彼に釘付けです。Jリーグでは数少ない確固たるスタイルを持っていた、ガンバの復活をお願い!そしてそんなクラブが増え、リーグ全体の価値が上がる事を期待。

  • k さん

    「先を考えていれば、そんなに動く必要はない」遠藤選手のインタビューと西部さんの解説。試合を視る眼、プレイの技術や、ポジショニングなど、なぜ日本代表に遠藤が必要と言われるのか分かる気がする。

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人物・団体紹介

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遠藤保仁

1980年1月28日、鹿児島県生まれ。1998年、鹿児島実業高等学校卒業後、横浜フリューゲルスに入団。京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)を経て、2001年、ガンバ大阪に加入。2020年10月にジュビロ磐田に期限付き移籍。「日本代表国際Aマッチ出場数最多記録保持者」「東アジア最多出場記録」「

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