ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座

ジョアン・ミレッ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862555335
ISBN 10 : 4862555330
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
160p;22

内容詳細

選手は海外のビッククラブに所属し、指導者も海を渡る。そんな時代が訪れ、日本のサッカーは、凄まじいスピードで成長している。
しかし、数十年前と比べても発展しているとは言えないものもある。そのひとつがゴールキーパーのトレーニングだ。
ゴールキーパーはサッカーにおいても独自性が高いポジションであり、選手育成にも専門的な知識が多く必要になるポジションである。
気づけば、J1リーグに所属するチームの守護神は半数程度が外国人GK(そのほとんどが韓国人)、そんな状況でもグラスルーツでは、大人が子どもむかって強烈なシュートを浴びせるばかりで、育成のためのトレーニングとは程遠いのが現状だ。
このままでは、体格や身体能力的に欧米人や韓国人に劣る日本からは世界に通用するゴールキーパーは輩出されないのではないか?
そんな状況を打破するためのヒントが、この本にはつまっている。監修は、スペイン4部の街クラブから次々をプロを輩出したのち、来日すると湘南ベルマーレのアカデミーGKプロジェクトリーダーやFC東京のトップチームでGKコーチを務めたジョアン・ミレッ氏。
体系的にまとまったジョアンのメソッドは、GK専門のコーチでなくとも必読だ.


[目次]
はじめに

第1章 GKの哲学とは?
・GKとは何なのか
・GKという特殊なポジション
・GKコーチは何なのか?
・GKコーチには2つのタイプがある
・GKを『準備』するとは
・GKコーチが最も大きな役割を果たさなければならない
・ジョアンの生い立ち
・慢心した瞬間に終わり
・GKコーチになったきっかけ
・取り返しのつかない大きな過ち
・プレーに再現性はあるのか?重要なのは「基準」

第2章 理想のGK像とは?
・どんなに世界的に評価されているGKでも改善点がある
・GKコーチはGKの長所や短所を理解できているか?
・GKに求められる具体的な要素とは
・GKはどのようなプレープロセスを踏んでいるのか?
・順番を無視したトレーニングでは成長しない

第3章 GKが技術を習得する順番
・技術を教える明確な順番
・12の技術、戦術アクションを理解していなければ次の段階へ行けない
・正しいキャッチの仕方
・ゾーン3の取り方
・キャッチングの3種類の方向
・試合中に跳ぶのは何のためなのか考える
・最小限の力でボールを取るためのポジショニング
・「二等分線」だけでは十分ではない
・重要となってくるゴールエリアの半円ゾーン
・グラウンド上からわかる7つの基準
・ポジショニングを理解する上で重要なのは実戦での経験
・ハイボールにおける3つの基準
・ハイボールの苦手意識を克服する手順
・ボールの軌道を確認する
・正しい1歩目の出し方
・GKに足元の技術は必要か

第4章 GKに必要なものと指導者の責任
・GKに一番必要なものはシンプルな「気持ち」
・指導者が果たすべき重要な責任
・フィールドプレイヤーはGKの高さに勝てない
・大事なことは数をこなすことではない
・進歩しないGKのトレーニング
・重要なのは頭からのアプローチと伝え方

第5章 GKを分析するための着眼点
・相手GKを分析すると勝率は上がる
・GKの分析が新たな楽しみにつながる

おわりに

【著者紹介】
ジョアン・ミレッ : 1960年11月1日、スペイン・カタルーニャ州出身。選手としてスペイン2部でプレーしたのち、1985年にテラッサ(2部)の育成GKコーチに就任。2000〜2012年までゲルニカ(4部)のトップから育成までのGKコーチを務めた。2013年に来日し、湘南ベルマーレのアカデミーGKプロジェクトリーダーを経て、2017〜2018年までFC東京のトップチームGKコーチ。現在はJFL奈良クラブのアカデミーGKダイレクター

倉本和昌監修 : 高校卒業後、プロサッカーコーチになるためにバルセロナに単身留学。5年間、幅広い育成年代の選手を指導した後、スペイン北部のビルバオへ移住。アスレティック・ビルバオの育成方法を研究しながら町クラブにて指導を重ね、2009年にスペイン上級ライセンスを日本人最年少で取得。帰国後、湘南ベルマーレと大宮アルディージャのアカデミーコーチを計8年間務めた。2018年にスペインと日本での経験を活かし「指導者の指導者」として起業。チームの勝利と個人の育成を願う情熱あるコーチを育成する講座を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Q さん

    リミテッド ●なぜ?と常に考え続ける ●失点の原因がGKにあった場合、それをコーチとして修正出来なかったら、その失点は今後どうやって防ぐんだ? ●ちゃんと勉強しろ。サッカーができなくなる日は突然訪れる。サッカーのプレーはサッカー以外で生かすのは難しい。でも、勉強をして得た知識は一生涯使える ●コーチングは明確に具体的に短く ●コート、ゴールのサイズを知らずにGKは出来ない ●相手GKを分析すると勝率あがる ▷面白かった。原因の修正は大事。それをやってない事は多い

  • ドレさわ さん

    GKのプレーを一つひとつ整理して体系化しているからこそ「なぜ?」に答えられる。正しいプレーを理解していない状態で行う何万回の反復練習よりもまずは正しい動きの理解をすること。当たり前だけど、その当たり前を実践されているからこそ説得力のある言葉だったと思う。次から試合を観るときのGKの見方が変わるような本でした。

  • あるけん さん

    GKに人生を捧げたジョアン・ミレッ氏のGKへの熱量が溢れる一冊。世界中ゴールとその周りプレー今回は「頭」へのフォーカスが多めだったが、もっと踏み込んだ実践的な話も聞いてみたくなる。 ファン視点でもGK分析の話はすぐに使えそう。この本のおかげでGKを見る基準ができたので、サッカー観戦の楽しみが増えそうな予感。

  • マリアンヌ さん

    #読書 面白かった。「DFがラインを上げられないのは、GKのポジショニングが正しくないから」っていうのは知らなかった。GKの分析も楽しそう。

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ジョアン・ミレッ

1960年11月1日生まれ、カタルーニャ州出身。85年、怪我のため選手を引退しGKコーチを始める。02年からバスク州にあるゲルニカ市に拠点を移し、同クラブにて育成/トップのGKコーチを務める。バスク州サッカー協会にてレベル1から3までのGK戦術技術指導講師。2013年に来日し、湘南ベルマーレのアカデ

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