法廷に吹く風

佐木隆三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863290143
ISBN 10 : 4863290144
フォーマット
出版社
発行年月
2009年02月
日本
追加情報
:
20cm,177p

内容詳細

死刑か無期か―。迷い、揺れ、悩み、6件の殺人事件を裁くく裁判員の胸の内。刑事裁判傍聴30余年のベテラン法廷作家が描く渾身の連作小説。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mashumaro さん

    裁判員制度を通して、事件の判決がなされるまでを追っていくというスタイルの法廷劇は珍しかったです。民間人が裁判に関与する制度が始まってから判決内容に明らかな変化が見られるという事で、民意を通した「情」というものが深く反映されているという事であれば、この制度はとても意義あるものと思います。しかし裁判員になる事で人を裁くことへの責任の重圧は計り知れない。一生忘れられないと思う。

  • すなどけい さん

    裁判傍聴を業とする著者が裁判員制度施行前にシミュレーション小説として執筆。題材は6編すべて著者が実際に傍聴した過去の事件。どれも思い当たる事件だったのも興味深かった。昭和初期の日本に30歳以上の男性で多額納税者のみ資格が与えられる陪審制度があったんですね。著者は現行の裁判員制度が刑事裁判のベストの形とは言ってないが、今まで裁判に縁のなかった一般市民が裁判官や検察官と渡り合うためには自らの判断が安易に流されない気構えが肝要だと考え、その辺りを盛り込んで描いている。短編なのが惜しいなぁと思う作品もあった。

  • ホン さん

    裁判員制度が一昨年から始まった それに基づいた六つの事例が紹介されてる 裁判員に選ばれた人も当然いろんな職業の人がおり考え方も微妙に変わってくる「死刑か無期懲役か」または「死刑か無罪か」いろんな場面があり、それぞれに心の葛藤があるようだ 事例によっては裁判員自身の過去の経験と比較して判断する場面もある 作者は裁判員は義務でなく権利だと云ってるが仮に自分が選ばれて死刑を判断し実施されたとして その後の人生「あれで良かったのだろうか」とずっと考え続けるような気がする なるべくならなりたくない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

佐木隆三

1937年(昭和12年)4月15日‐2015(平成27年)10月31日、享年78。朝鮮・咸鏡北道(現在は朝鮮民主主義人民共和国)生まれ。本名・小先良三(こさき リょうぞう)。1975年『復讐するは我にあり』で第74回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品