山本作兵衛と日本の近代

有馬学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863291041
ISBN 10 : 4863291043
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
165p;19

内容詳細

山本作兵衛コレクションはなぜ評価されたのか。作兵衛炭坑画に精通した5人がその価値と魅力の原点に迫る。

目次 : 消滅した“近代”と記憶遺産―いま作兵衛画の何を問題にすべきか/ 1 炭坑=ヤマのすべてを見届けた人(山本作兵衛―世界記憶遺産と世界遺産をつなぐもの/ 山本作兵衛炭坑記録画から見た筑豊炭田/ 山本作兵衛作品と筑豊地域社会/ 山本作兵衛の絵を読み解く)/ 2 山本作兵衛はなぜ絵を描いたのか(討議(マイケル・ピアソン×福本寛×田中直樹×菊畑茂久馬、議長・有馬学)(作兵衛さんの絵は記録かアートか/ 筑豊の生産構造が見えてくる/ 絵と文字による幻想的記録画/ 作兵衛作品をどう長生きさせるか))/ 結びにかえて―“方法”としての山本作兵衛

【著者紹介】
有馬学 : 1945年北京生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。九州大学名誉教授。専門は日本近代史。現在、福岡市博物館館長

マイケル・ピアソン : 先史歴史考古学者。世界遺産コンサルタント。オーストラリア政府の関係機関等において、文化遺産の調査、管理、計画等に30年以上の経験を有する。キャンベラ大学文化遺産学部の准教授やオーストラリア国立大学客員教授。TICCIH(国際産業遺産保存委員会)オーストラリアの発起人で、ICOMOS(International Council on Monuments and Sites、国際記念物遺跡会議)オーストラリア元会長。「九州・山口の近代化産業遺産群」専門家委員会委員

福本寛 : 1975年長崎県生まれ。1998年九州大学文学部(考古学専攻)卒業。鞍手町教育委員会嘱託職員を経て、2001年田川市役所入庁。田川市教育委員会文化課に配属、現在に至る

田中直樹 : 1942年山口県生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。日本大学名誉教授。専門は石炭産業史。日本石炭鉱業史の研究に従事するとともに福岡県史近代資料篇を編集

菊畑茂久馬 : 1935年長崎県生まれ。前衛美術家集団「九州派」に加わり、読売アンデパンダン展などに出品。1970年から東京の私塾「美学校」で講師を務め、授業で学生に山本作兵衛作品の模写を行わせる。作品に「天動説」「ルーレット」など。2011年開催された「菊畑茂久馬回顧展 戦後/絵画」で毎日芸術賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん さん

    これは、山本作兵衛さんの偉業を複数の方がそれぞれの立場で評価した本だった。表紙の、鉄道で石炭を運ぶ絵は、まさに日本の近代産業を牽引する石炭を表していると思った。今、エネルギー政策は石炭・石油の化石燃料からCO₂削減のためによりクリーンなエネルギーに舵を切った。しかし、20世紀の産業の発展は炭鉱を抜きには語れない。そこで働き、そこで暮らした人々の喜怒哀楽、艱難辛苦も。

  • 山田太郎 さん

    一目みたら忘れられないすごい絵だ。田川よく知ってるので、なんだか親近感がわく。しかし、ナニワ金融道みたいな絵なんで、評価はしにくいよなと思った。

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有馬学

九州大学名誉教授。1945年北京生まれ。鹿児島県出身。東京大学文学部卒業、76年、同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。九州大学文学部講師・助教授、1994年より同大学教授。同大学大学院比較社会文化研究科教授を経て、2012年より福岡市博物館総館長(2024年3月退任)(本データはこの

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