北海道大学大学院文学院文化多様性論講座博物館学研究室

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開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する

北海道大学大学院文学院文化多様性論講座博物館学研究室

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867660546
ISBN 10 : 486766054X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;19

内容詳細

あなたの元にやってきた木彫り熊は、どこから来たのか?
木彫り熊概論、開講します!

1970年代には「現在道内で生産される木彫り熊は、年間約250万個、ザット15億円」とも伝えられ、北海道の一大土産品産業になった、木彫り熊。

本書は、北海道木彫り熊が歩んできた歴史を振り返り、土産店、職人・作家、有志の研究会、展覧会を企画した博物館や大学など、木彫り熊に携わる人々の多彩な活動と現場の声から、木彫り熊をあらたに捉え直し、その魅力と私たちとの関係とを明らかにします。

さらに研究としての木彫り熊の裾野を広げるため、絵画的な方法で表現されたクマ・ヒグマの事例より、美術・文化の方面からクマについて考えていきます。また、ミュージアム・コレクションとしての木彫り熊の可能性にも注目します。博物館はどのように私たちの生活にありふれた資料を収集・保存し、展示しているのか。資料としての位置づけや在り方、コレクション形成のプロセスの事例をもとに、木彫り熊のこれからを探ります。

カラーで「木彫り熊基礎知識」を掲載するほか、図版・資料も多数掲載。付録として「木彫り熊関連年表」も完備。

執筆・インタビューは、田村実咲、武永真、山崎幸治、青沼千鶴、増子博子、是恒さくら、今村信隆、寺農織苑、尾ア織女、阿部麟太郎、(有)トミヤ澤田商店、遊木民。

【当時の暮らしや出来事を知る当事者が少なくなるなか、聞き取りと情報共有、技術伝承は喫緊の課題といえます。木彫り熊の歴史が再評価され、新たな価値への注目が高まる今こそ、少しでも多くの現場や当事者の記憶と証言を集め、後世へつないでいくことが、本書の役割であると考えています。】‥田村実咲「はじめに」より

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読書メーターレビュー

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  • チェアー さん

    木彫り熊をいっときのブームで済ませてはいけないと思う。和人とアイヌの歴史をさかのぼることにもつながるし、これほど親しんだ「もの」についての人々の記憶や歴史につながるものだから。どの家にも必ずあった木彫り熊が日々を照らし出す。

  • COPEN さん

    うちにもあった。いまはどこにあるかわからない。お世話になっている先生の娘さんが書かれているということを知り、読んだ。すごく勉強になった。八雲と旭川、2つのルーツから来ていることやスイスとアイヌのつながり、すごいと感心してしている。

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