ジェローム・グループマン

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医者は現場でどう考えるか

ジェローム・グループマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883442003
ISBN 10 : 4883442004
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;22

内容詳細

間違える医者と間違えない医者は、どこが異なるのか。いかにして医療現場でのエラーを回避するかという問題を考えるために、実例をあげ、医師の思考方法について探索する。知的刺激に満ちた医療ルポルタージュ。

【著者紹介】
ジェローム・グループマン : 1952年生まれ。ハーバード大学医学部教授(Dina and Raphael Recanati Professor)兼、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの生物医学などの実験的医学主任。がん、血液疾患、エイズ治療の第一人者。「ニューヨーカー」誌で医学・生物学分野のスタッフライターを務め、また「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙などの新聞や多くの科学雑誌に寄稿し、旺盛な執筆活動も続けている

美沢惠子 : 1946年東京生まれ。小学校時代をニューヨークで過ごす。国際基督教大学卒(11期生)。国際化学療法学会、国際移植学会、アレルギー・免疫学会、小児科学会、救急医療学会、看護学会、国際労働機関、国連人口基金、NHKのニュース番組などの同時通訳を務め、医学論文の翻訳に従事。日本翻訳者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かわうそ さん

    ★★★★★この本は医者のみならずすべての人が読むべき必読書である。本書は丁寧な事例とともに見事な論を展開する。医者と患者との相互理解がなければまず、正しい治療を行うことはできない。相互理解は当然、徐々に醸成しなければならない。だから、短時間で効率的にという新自由主義的な発想が医療の世界を揺るがしている。医者の認識エラーは自分あるいは科学技術を過信することから生まれる。いつでも懐疑心を失ってはならない。科学などもたかが人間の理性が生み出したものである。つまり、科学が正しいと言う発想こそ極めて危険である。

  • naotan さん

    医療に関わる人だけでなく、どんな職業に就く人にも参考になりそうな視点がいっぱいありました。改めて医療の大切さ、難しさを考え、それに従事する人に感謝の念を捧げます。

  • ゆい さん

    医師が患者の訴えを聞いて どう間違えるか、が書いてある本。しょうがないじゃ済まないけれど有りがちだと思う。でもなおのこと、現代、未来の人工知能を交えたフローチャートのような診断は怖い気がするんですよね。

  • ひめぴょん さん

    ひとつひとつの章が短編小説のよう。翻訳ものは読みにくさがあることも多いですが、専門用語の原語の方を知っているものが多いので原文をイメージしながら読むことで読みやすくなりました。医療現場も他の仕事も同じく多くの視点とバイアスや先入観を排除して相手の求める方向に導く。「医学は基本的に不確実な科学」だが、アルゴリズムに流されず自分で考えることを大切にというメッセージが伝わってくる。医師歴30年の著者が医師としても自分の経験や見知った話、自身の手術や病気などの経験をベースに書かれています。以下は文中引用とミニ感想

  • Kentaro さん

    今日の医療現場においては時間が最大の贅沢である。医学を天職としてではなくビジネスとして考える人達は、医療を分刻みに分割し、ケアの効率を上げる事を要求してくる。医師の診察室は流れ作業の組み立て工場ではない。医療を流れ作業にしてしまうと、確実に医師と患者との間のコミュニケーションが阻害され、医療ミスが増え、その信頼関係が破綻する。思慮深い医師であれば、賢明に時間の配分をするであろう。明解でややこしくない病気であれば、15〜20分で対応することができ、患者と家族は充分に情報を得て満足感をもって診察室を出ていく。

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ジェローム・グループマン

米国で医師として働く。ハーバード大学医学部教授。ボストン在住。「ニューヨーク・タイムズ」「ウォール・ストリート・ジャーナル」「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」などで多数の執筆活動を行っている。「ニューヨーカー」誌ではスタッフライターを務め、同誌のベストセラーに選出された『How 

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