基本情報
内容詳細
ホテル・サピエンスは人間たちの庭であり、避難場所である。医学研究所であり、病院であり、教育機関や博物館でもある。雲の観察者、常識婦人、ヒッグス氏、占い師…奇妙な住人たちは、姿を見せない看護人やクローンのような修道女によって、患者のように管理されている。彼らが不治の病をわずらっているからだ。「人間性」という名の病を。壊滅した世界の混沌と秩序のもとで、住人たちは、自身の過去を、そして現在を語り始める。これは私たちの物語でもある。フィンランディア賞受賞作家クルーン、最新の哲学的SF小説。
【著者紹介】
レーナ・クルーン : 1947年生まれ。フィンランドの作家。小説、児童書、絵本などを手がけ、環境問題や世界情勢といった社会問題に関する意見も精力的に発信している。フィンランド最大の文学賞であるフィンランディア賞やトペリウス賞、芸術家に贈られる最高位勲章など多数受賞
末延弘子 : 1975年生まれ。東海大学北欧文学科卒業、国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド文学協会、カレワラ協会会員。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きゅー さん
読了日:2019/04/17
圓子 さん
読了日:2020/09/05
Makoto Yamamoto さん
読了日:2019/02/19
ほし さん
読了日:2024/01/01
くらも さん
読了日:2021/04/01
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