光の子ども

小林エリカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898153758
ISBN 10 : 4898153755
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
183p;22

内容詳細

“放射能”をテーマに描いた、小林エリカ渾身の新作コミック。

1898 年、科学者マリー・キュリーとその夫ピエールの情熱によって、“放射能” は発見された。マリーが「わが子」と呼び、幻想的で青白い光を放つ新元素ラジウムは、しかし本当に人類の希望だったのか?広島・長崎、スリーマイル、チェルノブイリ、そして・・・。2011年の日本に生まれた主人公“光”を通じて、“放射能”の歴史をひもとく物語。

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目に見えないものだからこそ、現実があまりに大変なことになっているからこそ、マンガで、しかもフィクションで絶対にやりたいと思いました。
小林エリカ
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小林エリカ (こばやし えりか)プロフィール
2007-08年ACC の招聘でアメリカ、ニューヨークに滞在。2010年春よりkvina のメンバーと共に日本語・英語・エスペラント語のセルフパブリッシングシリーズLIBRO de KVINA をたちあげる。現在、東京在住。著書はコミックに『終わりとはじまり』、小説に『空爆の日にあいましょう』(共にマガジンハウス)など。

近著はアンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア)。2012年5月、Phewとの“project UNDARK” としてDieter Moebius楽曲のCD『Radium Girls 2011』をリリース。

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    目に見えないものを描くとき、そこには想像力を要する。そしてその想像力は、喜びや哀しみといった感情がもたらせるものだ。放射能をテーマにする『光の子ども』は、目に見えない放射線を、感情を出発点とする想像力を駆使し、描く。2011年に生まれた少年を主人公にしていることでも明らかなように、小林エリカの感情のひとつは、東日本大震災での原発事故で生まれたものだ。黒澤明は映画『夢』の1エピソード「赤富士」において、降り注ぐ放射性物質を赤く染めた。小林エリカは、それを光として描写する。(つづく)

  • ツキノ さん

    X線、放射線、マリー・キューリーの研究、命名した放射能、ショパンの「革命のエチュード」、ロイ・フラーというダンサー、ラジウムの発見、ボヘミア地方ザンクト・ヨアヒムスタールで発見された銀、ウランの発見、1900年のパリ万国博覧会などなど…歴史上の事実と「光」という男の子、「真理」という妹の現在が交差する。いったいこの先どうなるのか…?巻末には年表とブックリストがあり。マリー・キューリーの娘、エーヴによる伝記、これを機に読まないと。

  • pandakopanda さん

    図書館本。西加奈子さんの『まにまに』より。テーマは放射能について。現代の日本に住む光、猫のエルヴィンと1900年代に生きるマリ・キュリー。時代背景を説明しつつ、放射能の歴史を紐解いていく。続けて2巻へ。

  • etcetra さん

    コミックという形式を使って縦横無尽に歴史をキュレーションするような感じにはまりました!

  • シュウヘイ さん

    今の自分の理解力では難しかった

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人物・団体紹介

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小林エリカ

目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品も国内外で発表。近年は、音楽家の寺尾紗穂とかつての歌を甦らせる音楽朗読劇シリーズの脚本も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に

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