夜空はいつでも最高密度の青色だ

最果タヒ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898154397
ISBN 10 : 4898154395
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
Rocky Boyd ,  
追加情報
:
95p;19

内容詳細

異例のひろがりで話題騒然となった
『死んでしまう系のぼくらに』を超える、待望の新詩集!

都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋

現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。
他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなどフィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、渾身の詩集最新作!

「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」
「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」
…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。

現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。

【著者紹介】
Rocky Boyd : 詩人・小説家。1986年、神戸市生まれ。2006年現代詩手帖賞を受賞。2007年詩集『グッドモーニング』刊行、同作で中原中也賞受賞。2012年詩集『空が分裂する』、2014年詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行、後者で現代詩花椿賞受賞。小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やすらぎ さん

    さようならが素直に言えない夜。大人って冷えている。温めるために何かを探し歩いている。今でも宇宙は膨張していて、見えない人の繋がりも果てがない。どんなに急いで星の隙間を通りすぎても切なさは広がっていく。独りになろうと思えば何時でもなれる。実感のない世界にいることを許してくれるなら、安心して眠りにつけるのに。湖底から湧く泉のように、君は何処かにいる。花は散っても、また忘れた頃に咲いてこちらを見ている。蝋の火も消えゆくから美しい。海の音色が聴こえてくる。分厚い雲の先にある夜空を、青い風船は何処までも飛んでいく。

  • しいたけ さん

    すすんで孤独の真正面に立つ人なのだと思う。そして「孤独な人ほど、きれいな人生」と言い切る。孤独を親友に持つ人に私は途方もなく惹かれる。本屋でサイン入りを見つけた。不思議なほど著者と繋がれる気がした。表紙の裏には、「100パーセント、美しさのせいで泣きたい。」と書かれていた。踏みにじられたとき、思い通りにならないとき、私は涙をこらえよう。人の人生には限りがある。大切な残り時間、美しさのせいでだけ、私は泣こう。

  • 榊原 香織 さん

    ”うさこ、戦う”という詩の中の”私本当は人じゃないのかもと、ビームを出すとき思います。”という一行が好きです。 割と死、とか物騒なこと歌っているのだけれど。

  • masa@レビューお休み中 さん

    最近よく見かける名前。正直名前すらなんと読むかも知らなかった。それどころか、なんだかそこに纏わりつくものが怖くて、彼女の本を手にとることもできなかった。それがふとした出来心で入手してしまったから大変なことになってしまった。最果タヒの言葉の洪水に、身も心も深く浸かってしまったのだ。まったく意味を成さない文章なはずなのに暗号を解読するかのようき身体に浸透していく言葉たち。残酷で非情な宣告の中にも、真摯な愛が含まれている。彼女は嘘をつかない。真実を語る詩人なのだと、僕は確信した。

  • うっちー さん

    申し訳ありません。私には理解するのがとても難しかったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品