ノベライズ ちょっと思い出しただけ

木俣冬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898155547
ISBN 10 : 4898155545
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
追加情報
:
220p;19

内容詳細

「なんかさ、この星に人間は私たちふたりだけって気がしない?」1年前は何をしていたっけ、2年前はどこにいたっけ、3年前は誰と一緒にいたっけ…。ダンサーの照生とタクシードライバーの葉。永遠を願い輝いていた時を、その後の時間を、切なくもやさしく写し取る―話題の恋愛映画『ちょっと思い出しただけ』ノベライズ。

【著者紹介】
松居大悟 : 1985年生まれ、福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰。12年、『アフロ田中』で長編映画初監督。テレビ東京『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛けるほか、監督作に『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)、『私たちのハァハァ』(2015年)、『アズミ・ハルコは行方不明』(2016年)、『アイスと雨音』(2018年)、『くれなずめ』(2021年)など。『ちょっと思い出しただけ』(2022年)は第34回東京国際映画祭で、観客賞とスペシャルメンションを受賞

木俣冬 : 文筆家。映画やテレビドラマ、演劇に関する取材やインタビュー、ノベライズ執筆などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 葵 さん

    何かを選び取り不要なものを捨てていき、何かを奪われ何かを獲得しながら純度を増してゆくのが、私の思う大人。だから、照生と葉が時間をかけてそれぞれの人生の選択をしていったことに、切なさもあるが肯定したい気持ち。昔と今の両方を抱きしめてくれる切なくて温かい作品!でもそれは映画への思い入れが強すぎるからかも。先月アマプラで観てめちゃくちゃハマってしまい、今月DVD買って特典映像やコメンタリーも一通り鑑賞し、こうしてノベライズまで手を出してしまったんである(笑)池松壮亮の話し方色気ありすぎよ…一生聴いてられる…。

  • manabukimoto さん

    映画鑑賞済み。 伊藤沙莉と池松壮亮二人の声が蘇ってくる。 忘れられない時間を共有した男女が、その日々を慈しみながら、また新しい生活を営む話。そして、夜の芸術会館どおりで、夜明けのベランダで、二人はあの頃を「ちょっと思いだす」。 タクシー運転手の葉の、どこに行ったらいいか分からない、だから「お客さんに行き先を決めてもらって、そこに向かい続けるのは、ずっとどっかに向かっている気がして楽しい」という台詞を復習できた。 そして、最後の場面(二人のアパートの前の住人)に張られた伏線にびっくり。 心地よい追体験。

  • 千頼 さん

    映画がものすごくものすごく好きで買ってしまった。俳優が好きだからその映画を好きってパターンもあるけどこれは話そのものが好きなんだということが読んでみて分かった!そして俳優、監督、そして主題歌。どこをとっても最高すぎてもう。

  • めんま さん

    読んだあと、余韻が残った。明け方のような、空気が静かなあの感じになった 元彼、元気かな

  • UTARO さん

    ジム・ジャームッシュのナイト・オン・ザ・プラネットに着想を得たクリープハイプの同名の曲を映画化したのが「ちょっと思い出しただけ」。本作はそのノベライズだが、映画からは読み取ることができなかった互いの心理描写がこと細かく描かれている。映画を見終わった後は、伊藤沙莉の気持ちも分かるし、池松壮亮の気持ちも分かるし、などという曖昧な感想を持ってしまったが、結局のところどちらのことも理解できていなかった。本作に2度登場する「あの約束、覚えてなかったんだろうな」の台詞。まさか照生も…?胸がキリリとした。

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