わたしはわたし。あなたじゃない。 10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方

鴻巣麻里香

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898155943
ISBN 10 : 4898155944
フォーマット
出版社
発行年月
2024年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;19

内容詳細

友だち、親、先生、SNSが‥毎日しんどい。
本当は嫌なのにNOと言えない。そんな人間関係に悩むあなたへ。
モヤモヤの正体は、「バウンダリー」にある!?


本書は、中高生の困りごとに向き合うスクールソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さんが、10代が抱えている人間関係の悩みやしんどさについて、「バウンダリー」を糸口に対処法を見つけ出し、助けになる知識と作戦を伝える本です。


バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という、自分と相手の間に引く境界線のこと。

たとえ家族でも、友達でも、教師でも、恋人でも、バウンダリーを踏みこえるのはNGです。
お互いの心地よい距離感を見つけて、ちょうどよく線を引けたらラクになるはず。


<もくじより>
PART 1 友だち篇
苦手な子を誘う・誘わない どう決める?
男子同士のノリとか恋バナがしんどい
親友の秘密を話してしまったら

PART 2 家族篇
ママってなんでも知りたがる!
私の夢、私の進路。どうして応援してくれないの?
まさかの妊娠。私はどうしたいんだろう?

PART 3 学校篇
誰とでも仲良くしなきゃだめ?
おかしな校則にNOと叫びたい!
やりたいことがあるのに。先生に進路を反対された

PART 4 恋愛関係篇
胸キュンしぐさ、無理すぎる‥
NOと言ってしまった。彼を傷つけたかな?
「愛しているから」だと思っていました

PART 5 SNS篇
我が家のスマホルール、厳しすぎ‥
グループLINEの通知に困った!
俺のプライバシー、どこいった?

●各話には、中高生向けのアドバイス+10代のそばにいる大人(保護者・教師)向けの解説付き
●10代向け性教育WEBメディア「セイシル」ご協力のもと、「デートDVチェッカー」を掲載
●巻末には「しんどいとき、困ったときの相談先」リスト&相談のポイントも!
●対象は中学生?大人まで(中1の漢字習熟度に合わせたフリガナ付き)


今、10代をとりまく環境には問題がこんなに‥!
同調圧力/「みんな仲良く」の呪い/有害な男らしさ/アウティング
毒親/進路相談/ブラック校則/性的同意/デートDV/スマホルール etc


15のリアルな事例を物語のように読み、共感しながら、
「人権」・「同意」・「バウンダリー」の大切さを知れる一冊。

子どもたちの「好き」「やりたい」「今・ここ」を尊重するために。

大人もアップデート必須!コミュニケーションの新しい教科書。

【著者紹介】
鴻巣麻里香 : KAKECOMI代表、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー。1979年生まれ。子ども時代には外国にルーツがあることを理由に差別やいじめを経験する。ソーシャルワーカーとして精神科医療機関に勤務し、東日本大震災の被災者・避難者支援を経て、2015年非営利団体KAKECOMIを立ち上げ、こども食堂とシェアハウス(シェルター)を運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶぶ ひこ さん

    「バウンダリー」とは、わたしはわたし あなたはあなたと言う心の境界線のこと。「目に見えない心の皮ふ」のようなもの。この本を読んでいる大人のみなさんへの解説付き。

  • hana@笑顔満開のわくわく探索人 さん

    子どもにも大人にも読みやすい、「自分を守るための本」だと思う。大人として、気づいてはっとしたのは、「家族にバウンダリーを超えられてしまうのは、家庭に居場所がなくなるきっかけになる」ということ。我が子であってもプライバシーを守ることは大切だし、生き方に関わる進路決定について本人のやりたいことを尊重することは大切だと改めて思った。そう、「尊重する」、大切なのは、誰に対しても、これだなぁ。

  • も さん

    「誰とでも仲良くしなきゃいけない?」「親が進める進路に行かなきゃいけない?」「スマホ、SNSのルール厳しすぎ?」などの悩みに「人権」を軸に回答するもの。10代の頃に読みたかった。でも、今からでも全然遅くない!節ごとに「この本を読んでいる大人へ」というコラムがあります。親になったいま読めて良かった。どんだけ人権侵害されてきたか振り返るとしんどくなるけど同じ過ちはしたくない。特に境界線が曖昧な自覚があるし周りにもそういう人いる。何度も読み返して確認したい!

  • Mipo さん

    「バウンダリー」とは「わたしはわたし」「あなたはあなた」という心の境界線」だ。「誰かにバウンダリーを踏み越えらたり、自分のバウンダリーがゆらぐことでだれかのバウンダリーを踏み越えてしまったりすることがよくあります」とあり、10代のころに言語化できなかったモヤモヤがいま晴れた気がする。今の子どもたちは権利について理解しているから大切なのは大人の価値観のアップデートだと思った。特に〈友だち篇〉の差別についての文章、「謝罪してゆるしてもらって仲直りに逃げない姿勢を私たち大人から身につけていきましょう」が響いた。

  • Go Extreme さん

    バウンダリー・権利・同意 友だち篇: 苦手な子を誘う・誘わない 男子同士のノリとか恋バナ 親友の秘密を話してしまったら 家族篇: ママってなんでも知りたがる 私の夢・進路ーどうして応援してくれないの まさかの妊娠 学校篇: 誰とでも仲良く? おかしな校則にNO! 先生に進路を反対された 恋愛関係篇: 胸キュンしぐさ、無理すぎる NOと言った。彼を傷つけたかな 愛しているからだと思ってました SNS篇: スマホルール厳しすぎ グループLINEの通知 俺のプライバシーどこ? デートDV/デートDVチェッカー

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