ソーシャルワークマインド 障害者相談支援の現場から

山下香

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784902381399
ISBN 10 : 4902381397
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p 21cm(A5)

内容詳細

事例からみえる相談支援のありかた。AIには変われない相談支援の仕事において、大切なことは何か。援助技術に基づいた技法、ケースワークを通して生み出す社会資源、コンサルテーションの力―など、事例を通して解説。

目次 : 第1章 障害福祉の現場から見た当事者や家族が抱える課題(「障害者」は特別な人ではない/ 「障害受容」の難しさと生きづらさ ほか)/ 第2章 相談支援で大切にしたいこと(その人の生き方に寄り添う支援/ 福祉の「プロ」として「真のニーズ」を見極める ほか)/ 第3章 新しい社会資源の創設という役割(ケースワークを通して生み出す社会資源/ 「残された課題」から生まれる地域課題が新しい社会資源をつくる ほか)/ 第4章 バーンアウトしないための私の原動力と支え(「支援者」もまた支援を必要としている/ スーパービジョンとピアスーパービジョン ほか)/ 第5章 相談支援に必要な視点(ソーシャルインクルージョン/ 「つなぐ」という視点 ほか)

【著者紹介】
山下香 : 1989年武庫川女子大学文学部教育学科初等教育専攻卒業。知的障害者通所施設、精神障害者通所施設を経て相談支援事業所に勤務し、現在障害者相談支援専門員。2018年より神戸学院大学総合リハビリテーション学部非常勤講師。介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、障害者相談支援専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koji Takahashi さん

    【ソーシャルワークは必要な仕事】 社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得し、障がい者支援の仕事をすることを目指す人には是非読んで欲しい! 支援を続けている中でも「残された課題」がある。 「困ったままになっていること」が次のテーマになる。 それを本人と一緒に考え、人脈を広げ、社会資源と繋がる、もしくは社会資源を創設するのがソーシャルワークなのだ。

  • saiikitogohu さん

    「権利擁護とは、その人がその人らしく当たり前に暮らす権利を守ることです」3「支援者は、自分が良かれと思ったプランを提案したのですが、それがEさんにとっては押し付けだった。これを私は「善意の権利侵害」と呼んでいます。なぜ食費がないのを聞くことも大切です。しかし、本来ならば、Eさん自身がどんな暮らしがしたいのかを聞かなければならないと思います」38「…日本は精神科病院の長期入院解消に向けて、3ヶ月以上の入院患者の医療費(レセプト)が下がる見直しをしました」49「日本には約七万人の長期入院患者がいる」50

  • あつし さん

    相談支援専門員である著者の実体験から湧き出てくるものを書き留めた一冊。 相談員として私も日々働いているが、抱えている課題はどこも同じなのだと理解した。一方で、「善意の権利侵害」「パッチワーク支援」等、自身の取り組みについて反省するところもあり、今日からの業務に活かそうと思えた。 本書を読むことで、振り返りになるとともに、迷った時はまたこの本に戻ってこよう。相談員自身にもモニタリングは必要である。 ソーシャルワークに終わりはないのだと実感した時間であった。

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