私は十五歳 a sailing boat book

アズ・ブローマ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909809599
ISBN 10 : 4909809597
フォーマット
発行年月
2024年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
40p;28

内容詳細

自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、さらには在留資格も剥奪され「仮放免」となってしまったのです。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。

【著者紹介】
アズ・ブローマ : 自国では迫害を受ける危険があり、難民として来日したものの難民認定されずに在留資格を失い「仮放免」となっている高校生

なるかわしんご : 1989年生まれ。24歳の時に子どもの本に関わりたいと「なかがわ創作えほん教室」に所属し現在に至る。絵本・商業イラストなど制作をしながらワークショップなどを全国で行う。2018年からは特定非営利活動法人ひだまりの丘の理事を務める。育児から教育分野で子どもや親に向けてアート事業を行っている。二児の父

駒井知会 : 弁護士。東京大学・同大学院卒業後、イギリスに留学。オクスフォード大学・LSE両大学院で国際難民法の研究をしている途中で、日本で難民支援を行う弁護士になろうと思い立ち、帰国して司法試験を受ける。主に難民認定申請者の支援、入管問題に取り組む。2021年3月に名古屋入管で亡なったウィシュマ・サンダマリさんの遺族の代理人弁護士を指宿昭一弁護士らと共に務める。関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会元委員長、東京弁護士会外国人の権利に関する委員会元委員長。現在は「入管を変える!弁護士ネットワーク」共同代表など。2020年5月、指宿昭一・高橋済両弁護士らと、「仮放免の子どもたちの絵画展」を企画

指宿昭一 : 弁護士。1961年生まれ。筑波大学で大学を民主化する闘いを行い、卒業後、労働運動などの社会的運動に参加する。27歳の時に労働者の権利を守るために弁護士になると決め、司法試験を17回受けて、46歳で弁護士になる。弁護士として、労働者や外国人の権利を守る仕事を行っている。2021年3月に名古屋入管で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの遺族の代理人弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • anne@灯れ松明の火 さん

    新聞記事を読み、新着チェックで予約。原案のアズ・ブローマさんは、自国では迫害を受ける危険があり、難民として来日したものの難民認定されずに在留資格を失い「仮放免」となっている高校生。なるかわしんごさん絵。「難民」という言葉は聞いたことがあっても、「仮放免」はないかもしれない。私も、ドラマで聞いたぐらいだった。そんな方、この絵本を読んでみて。15歳なら、普通にできることが、夢が、仮放免という枷に抑えつけられている。絵も、あえて地味な感じで、スルーしてしまいがちだが、手に取ってみてほしい。

  • Mer さん

    「仮放免」という言葉自体も初めて聞くもので、その実態を知りかなり衝撃を受けました。原案者の少女と対比する形で同じ日本で暮らす「普通」の少女が描かれており、シンプルが故にやり場の無い思いが生まれます。15歳の高校生の書いた作文を通して知る訳ですが、後書きの様な部分に仮放免について分かりやすく経緯や現状を書かれた説明があります。働くことも出来ず、保険証も与えられず、住んでいる都道府県から出ることもできない。ルビが振られ、子どもでも分かるように書かれています。先ずは知ることから。学校に入れようと思います。

  • ふじ さん

    これは読んで良かった。タイトルからは何の話題かわからない。でも、それが良い。ビザをある日剥奪され「仮放免」という制限の多い立場に置かれた15歳の少女が書いた作文。それを元に作られた絵本。恥ずかしながらそんな制度も現状も全く知らなかった。特に、小さい頃に戦地から日本に避難してきて、日本の教育を受けて大きくなった子どもを、日本の住民として受け入れないのは酷じゃないかなと思う。多くの人の目にとまって欲しい絵本と思った。#NetGalleyJP

  • 雪だるま さん

    入管が厳しい事は聞いたことがありましたが「仮放免」というものを初めて知りました。戦争から逃れるために自国を離れて家族で日本に来た少女。父親がビザを失った後は家族で「仮放免」という立場に。これは収容されていないというだけで他県に行くことも働くことも許されない。それでどうやって暮らしていけというのか。何も悪い事をしていないのに普通に暮らしていくこともできないなんて!これが15歳の女の子が書いた作文だということにとても胸が痛いです。多くの人に知って欲しいと思いました。 #NetGalleyJP

  • ころちくわ さん

    仮放免の外国人の子供の作文をもとにした絵本。中島 京子著「やさしい猫」で仮放免の人たちの過酷な状況を知った。カバーをめくると原稿用紙に丁寧な字で書かれた作文がある。日本で学校教育を受けたことが分かる。日本では高校までは卒業できるが、在留資格が無いので就職もできない。入管は、母国へ帰れ、と言う。日本語しか話せないし、帰ったところで、命の危険がある。労働力不足なのに、日本で暮らしたいという外国人に人道的な措置はできないものか。

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