トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ワーグナー(1813-1883) > 『ワルキューレ』全曲 サイモン・ラトル&バイエルン放送交響楽団、ステュアート・スケルトン、ジェイムズ・ラザフォード、他(2019 ステレオ)(4CD)

ワーグナー(1813-1883)

CD 『ワルキューレ』全曲 サイモン・ラトル&バイエルン放送交響楽団、ステュアート・スケルトン、ジェイムズ・ラザフォード、他(2019 ステレオ)(4CD)

『ワルキューレ』全曲 サイモン・ラトル&バイエルン放送交響楽団、ステュアート・スケルトン、ジェイムズ・ラザフォード、他(2019 ステレオ)(4CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (0 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2021年01月17日

    ラトルがロンドンを去ってミュンヒェンに行くという報道には快哉を叫びましたね。私と同い年だが、まだ楽隠居をする気は全くないらしい。ラトル、ゲルギエフ、ユロフスキを擁することになるミュンヒェンとベルリンの対抗意識はますます面白いことになりそう。さて、そこでこの『ワルキューレ』だが、エクサンプロヴァンスで収録されたベルリン・フィルとの録画(2007)の頃にはまだあった新味狙いの意識はもはやない。あの頃目指した「もう少し熱いブーレーズ」スタイルはちゃんと実質を伴った音楽になっている。 ただし、歌手陣は何とも残念。カウフマン/カンペ/ステンメと望みうる最高の歌手たちをゲルギエフの盤に取られてしまったのが痛い。中ではスケルトンが比較的良いが、ウェストブレークはやはり苦手。ジークリンデが若い男をつかまえてベッドに引きずり込む毒婦のように聞こえてしまうのは何ともまずい。テオリンも悪くはないが、どうしてもステンメより落ちる。ラザフォードは健闘しているが、ブリュンヒルデとの近親相姦的な愛の交歓(第2幕冒頭)から避けがたい神々族の破滅を前にした絶望(「終わりだ das Ende!」)まで演じなければならぬ『ワルキューレ』のヴォータンはまだ若い歌手には難しすぎた。『ラインの黄金』で素晴らしかったミヒャエル・フォレを確保できなかったのは痛すぎる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示