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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 交響曲第9番『合唱』 マタチッチ&NHK交響楽団(1973)

交響曲第9番『合唱』 マタチッチ&NHK交響楽団(1973)

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2011年06月14日

    何気なくプレーヤーに入れて聞き始めたら、聞き入っていて、最後までそのまま持って行かれちゃうってことがあるけど、この演奏なんかそうですね。70年代のN響ですが、必要にして十分な技術。それよりも、この音の密度は、フルトヴェングラーやクレンペラーが君臨した巨匠時代以降、かろうじてジュリーニや朝比奈が受け継ぎ、今となっては聞くことも叶わないもの。それだけオケの入れ込みようが凄く、弦が鳴りきっている。ティンパニの打ち込みも力強さのなかにも決然とした意思を感じる。スケルツォなど、金管が強烈に吹いているが、不思議に下品さはない。マタチッチはN響に愛着を持っていたようだが、N響も渾身の力演で応え、少々の疵など問題にならない見事な第九となっている。日本のオケは、海外のどのオケよりも第九をやる頻度が高い筈で、記録に残っていなくても、選りすぐれば、相当な豪演が行われていたことだろう。これはそのひとつに違いなく、幸運にも記録されていた。

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  • ★★★★☆ 

    和愚練庵  |  東京都  |  不明  |  2011年01月20日

    この第九は73年の大晦日に教育テレビで放送されたのを見た記憶が鮮明に残っています。 9時前後だったかな、家族は紅白歌合戦を見たいのを押し退け、肩身の狭い思いをしながら画面に見入ってたものです。 テナー独唱の出る前、木管と大太鼓の行進曲調で始まるところは、マタチッチが右手を前方に差し出して、鍵穴に差し込んだキーを左右にひねるような指揮が、とても風変わりだったので鮮明に覚えてます。 2年後にも年末にマタチッチの放送があったので、この仕草をチェックしてたところ、この時は普通の指揮になっていたので、指揮者のモーションというのは即興的な側面があるのだと知りました。 当時は視覚情報に幻惑されて、冷静な判断ができず、フルヴェン熱にうなされた子供としては、貧相な演奏に聞こえたものでしたが、改めてディスクで鑑賞すると、骨太で男性的な演奏だったんですね。感動しました。 しかしバスの岡村さんはまだしも、テナーの丹羽さんのトランス状態のようなテンションの歌いぶり、前につんのめりそうになりながらの歌唱は、あの「地獄のオルフェ」を思い出してしまいました。  値段ですが、NHKの放送音源は高いのが難点ですね。BBCレジェンドですらマルチバイ特価で2000円を切っているのですから、1500〜1800円程度で提供されると、購入の優先順位も上がるのですが・・・。 マタチッチのような大物の場合、残っていればDVDでリリースして欲しいものです。

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  • ★★★★★ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  2006年12月10日

     本当は75年の演奏が聴きたかったのですが,31年前のイメージともピッタリ重なる演奏に感激です。重量感もあり,機動力もあり,N響をランクアップさせるマタチッチ氏の指揮に畏敬の念を惜しみません!初めて聴く曲のように新鮮だったなあ。おぎ氏のご意見に賛同させていただきます。

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  • ★★★★★ 

    なおちゃん  |  群馬県  |  不明  |  2006年12月10日

    流石、マタチッチN響も頑張ってるし、合唱もよっかった

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2006年12月03日

    みなさんがおっしゃっているように会場で当日生演奏を見て聞いた感じと、自分の部屋でAV機器を前にCDを聴くのでは感想が異なるのは致し方ないところ。しかし、当日の熱気、意気込み、情熱を「想像」すれば、聴いた後に「ああ、いい演奏を聴いた」と思わずにはいられません。最近多い醒めた学術研究の発表会みたいな演奏よりよっぽど良い!この欠点はいくらでも指摘できる演奏で、大きな感銘を受けたことは事実です。

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  • ★★★★★ 

    i_love_opera  |  東京  |  不明  |  2006年12月02日

    これは実演の記録を楽しむためのCDです。マタチッチの第9は2回聴きに行きました。それぞれに出来の良し悪しはありましたが、彼が振るN響の黒金のような響き、両の手を上にかざすだけの仕草がオーケストラから引き出す即興の感動は忘れられません。第4楽章、私の周りのほとんどの聴衆が曲に合わせて歌っていました。あの様な経験はただ一度のことです。30年以上も前の、かけがえの無い感動を記録したCDとして、楽しんでいます。

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  • ★★★★☆ 

    地球人  |  地球  |  不明  |  2006年11月28日

    当時の日本人歌唱の水準をふまえて評価すれば「最高」の演奏だと思うが、30年以上経てアマチュアでもこの水準の合唱が出来る世になった現実はあまりに大きい。良い演奏ではあるが、「これを聴かなければ」と思わせるアピールポイントはないかもしれない。一回きりのつもりで真剣に対峙したときに真価が見えてくる演奏はCDというメディアには適さないかもしれない。

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  • ★★☆☆☆ 

    PaPaling♪  |  神奈川  |  不明  |  2006年11月28日

    これは正直、良くありませんでした。。オケ、ソリスト、合唱共に今となっては水準が低いです。。実演ではどう聴こえたのかな。。きっと、マイクには入り切らない部分があるのでしょう。ただ、CDとしては、、評価は苦しいです。。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  2006年11月25日

    怪物マタチッチのドスのきいた重低音から巨大なスケールを満喫出来る名CD。それにしても、73年のライヴとはとても思えないほど録音が良い!最近出たチョン・ミョンフン&東京フィルの21世紀のライヴ録音よりずっと音が良いのには舌を巻く!NHKの録音技術か?N響の実力か?こんなに音が良いなら、マタチッチのN響秘蔵音源をどんどんリリースして欲しい!!

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  • ★★★☆☆ 

    伊藤義王久  |  愛媛県  |  不明  |  2006年11月25日

    期待が大きかっただけに肩透かしを食った感じである。これもマタチッチという大巨匠のスケールが大きく深遠な音楽は録音に入り切らないということか。熱気、最後の熱狂的な拍手にやや違和感を覚える。実演は素晴らしかったのだろうけど…。独唱陣も上手くない(Brは例のミュンシュ/日フィル盤よりも不安定)。同時期発売のケーゲル盤の方が面白く聴けた。マタチッチ/N響の演奏は語り草になっているものも多いが、CD化により疑問符が付くケースも増えてきた。1984年の実演3公演を体験した身としてはチョット複雑な心境である。

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  • ★★★★★ 

    おぎ  |  神奈川  |  不明  |  2006年10月18日

    TVの画面を通してさえも、 スケールの大きさ、演奏者・ 聴衆が一体となった熱気が うねる波の如く感じられた演奏です。  雄大なスケール、引き締まった造型、熱気をおびたフレージング、何より奏者全員の 、この演奏にかけようという 表現意欲が凄まじかったことを今でも鮮烈に記憶しています。CDだけでなく是非DVDも!  マタチッチ・N響・独唱者・合唱団員全員が前のめりになり演奏・歌唱している凄まじいパフォーマンスを目にすることができます。

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