フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2010年04月09日

録音年代が偏っている。もっと60年代の録音も聞きたいのだが、それはともかく、50年代のコーガンは本当に凄い。切れ味の鋭さ、内に込めたパッションは聞き手を圧倒する。一見クールに弾ききっているように聞こえて、1小節ごとに表情の変化を作る凝り方はハイフェッツをも凌ぎ、ムラヴィンスキーの芸術さえ連想させる。70年以降は、残念ながら芸風は温和になってしまうのだが。いつまで待っても第2集が出ないが、まだまだ50年代のブラームスやスペイン交響曲の驚愕の演奏がライヴで残っており、是非出してほしい。

 

ポチの犬  |  未聴の山  |  不明  |  2008年05月24日

コーガンにはいまいち苦手意識があったのだが、録音の少ない曲が収録されているので参考に購入してみたところ、特に若いころの演奏にははつらつとした美音も聴けました。持っていて損はないと思います。

 

くれんぺら〜  |  東京  |  不明  |  2007年10月10日

このアーティストのCDはファンでない私にとって、あえて聴いてみようと思う機会は無かったが、このセットに出会い、コーガンの芸術をかいま見る事が出来た。なかなかすばらしい集中力と一途な演奏に好感が持てる。心配していた音質も問題ない。気になっている人にはお買い得間違いないでしょう。

 

Tijuca  |  Rio de Janeiro  |  不明  |  2006年11月10日

Listen to Kogan’s poetic accounts of Bach pieces and you’ll see how he proves that he’s not just a demonic virtuoso. Listen to the lovely Bloch ”Nigun” to see how a musician can be well inside the soul of a piece. Listen to Shostakovich and you’ll see how drama and absence of vulgarity can live together. Listen to the greatest recording of Tchaikovsky’s Violin Concerto ever made. Listen to 2 lovely transcriptions (the Bach-Denisov PARTITA and the Franck sonata) ... and there’s much more to be said