ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ダニエル・バレンボイム、オットー・クレンペラー(2枚組/180グラム重量盤レコード/Warner Classics)
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テディおじさん | 埼玉県 | 不明 | 2023年06月19日
演奏自体は素晴らしいのだが、問題は、この重量盤LPの酷い音質である。本来、良い音質のアナログマスターテープには、(デジタル間引きサンプリングでは欠落する)収録時の空気感、奥行き感等の雰囲気情報が漏れなく含まれており、良い重量盤LPを製作するには、重量盤専門LP製作販売会社であるSpeaker CornerやClassic Recordsがやっていたように、アナログマスターテープより直接(当然アナログのままで)ラッカー盤を製作し、それによりスタンパー製作、重量盤を完成するのが、優秀アナログマスターテープの存在する録音物の最良の音質のLP製作方法なのだが、愚かにもこのWarner Classicsは重量盤LPの形にして出せば売れるとの頭しか無く、せっかくの雰囲気情報満載のアナログマスターを、多大な情報欠落し、空気感が全く無くなるデジタル(間引き)変換をしたデジタルマスター(24bit/192kHzサンプリングといえでも無限bit/無限サンプリンのアナログマスター音質を維持することは不可能)を愚かにも作成し(おそらく重量盤LPの面倒な手間を少なくするためのみに)それをまたアナログ変換し直してラッカー盤を作るという音楽媒体製作者としては信じられない工程で良いアナログマスターの美点を全て消し去る方法で意味の無い重量盤LPを製作しており(更に愚かにもデジタルマスターを使っていることを恥とも思わずに宣伝しているプロと思えぬ耳の悪さ)結果的に、せっかくの良い音質のアナログマスターを使って(馬鹿げたアナログー>デジタルー>アナログという音質劣化の無駄な変換をしたために)良いCD/SACDより音の悪い重量盤LPを販売するという超愚行の製品となっている。アナログマスターを持つ収録の良い音の重量盤LPを、それなりに高額販売するのであれば、他の重量盤製作者がやっているように、元のアナログマスターの情報量をなるべく損なわないように、手間をいとわず、きちんとアナログマスターから直接ラッカー盤を切って空気感、雰囲気感満載のアナログマスターの音の良さを再現した重量盤LPを製作すべきである。(デジタルマスターによるなんちゃって重量盤LPなどプロとして作るべきでは無い)Warner Classicsの音楽媒体製作者としての見識の低さを痛切に感じます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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