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Mozart (1756-1791)

SACD Requiem : Jordi Savall / Le Concert de Nations, La Capella Nacional de Catalunya (2022)(Hybrid)

Requiem : Jordi Savall / Le Concert de Nations, La Capella Nacional de Catalunya (2022)(Hybrid)

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    てつ  |  東京都  |  不明  |  11/December/2023

    10月末にサヴァールの演奏会に足を運んだが、お元気そうで嬉しかった。レクイエムなど録音するとついつい心配になってしまう。さて、この演奏、さすがサヴァールだ。まずは、この曲の「イタい本質」を炙り出した事である。教会録音なので、ゆっくりやりすぎると音が濁るから、テンポが早目なのは当然ではあるが、それでもサヴァールは冒頭から浮遊感のあるような音作りで、暗くない。と言うか、むしろ楽しく歩くよう。et lux per petua で光が刺す。サヴァールは冒頭はそのための序奏だったと解き明かす。こうやって聴くと、Dies iraeは疾走感が前面に出るし、Tuba mirumはのほほんとした田園の曲のように聴こえる。こうやってサヴァールは、この曲の持つ「レクイエム=深刻さ』はまやかしだということを白日の下に晒し、本質を見せるのだ。Sanctus以降のジュスマイヤー部分になると、その傾向は一層明らかになる。例えばBenedictus前半最後の部分など、et lux per petuaの繰り返しであり、明るさを増すばかりという演奏を繰り広げている。これにより、ジュスマイヤーの補筆部分が、彼としては最高の仕事だろうが、モーツァルトとは明らかに違うというもう一つのイタい部分も描き切る。サヴァールは、とにかくこの曲に新しい価値を見出し、我々に教えてくれる。本当に彼らしい読みである。 また合唱はいつもの通り訓練されている。例えば冒頭のKyrie eleisonはほとんどの演奏がノーブレスで歌うが、サヴァールは明確にKyrieとeleisonを切る。もちろん歌詞の意味を踏まえているのだが、このため合唱団のブレスが持つのでフーガが立体的になる。このような技が多数。さすが合唱にも熟知しているのである。ただ、アルトが少し弱く、発音がちょっと聞き取りにくいのが唯一の欠点か。独唱陣も、どちらかというと伸びやかに歌っており、特にソプラノのレドモンドは宗教的歌唱と一線を画している。それがまたこの演奏のコンセプトに合うのだから恐れ入る。 モーツァルトのレクイエムに新しい光をもたらしたサヴァール。皆様にも一聴をお薦めしたい。

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  • ★★★★★ 

    好事家  |  千葉県  |  不明  |  10/June/2023

    死者を悼むというよりも感謝の気持ちで温かく見送るという雰囲気に満ちています。テンポは速めですが性急な感じは全くなく、終始穏やかな情感に包まれていて、私としては初めて聴くタイプの演奏でした。録音も優れていて一聴をお勧めします。

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  • ★★★★★ 

    kadoshin  |  東京都  |  不明  |  08/June/2023

    旧録音も持っていますが、あらゆる面において練度が増しているようです。近年発売されたベートーヴェンやシューベルト、モーツァルトの交響曲に続き、ますます円熟の度を増しているサヴァールならではの境地ではないでしょうか。 オケ部分の音のドラマは十分感じますが、全体を通じて、どこか達観したような融通無碍というか、静謐な空気感が印象的に感じました。独唱陣、コーラスともにラテン語の発音がとても明瞭で、その点ではペーター・シュライヤー指揮ドレスデン盤(合唱はライプツィヒ放送合唱団)に匹敵すると感じました。 後半部分はジュスマイヤー版のように感じましたが、ふつう、大指揮者の演奏で聞いても、この弟子が作った部分はやや落ちると感じるものですが、サヴァールの演奏ではあまりそういう感じはなかったです。演奏の良さなのでしょうね。

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  • ★★★★★ 

    やっくん  |  神奈川県  |  不明  |  27/May/2023

    ベートーヴェン、シューベルトと続いて今度はモツレクも購入。 あ、ハイドンの天地創造も持ってます。 モツレクというよりかは、サヴァールという指揮者に興味を持って購入しました。 来日するとの事で勿論10月の公演チケットも取ったので、 今から待ち遠しいです。 サヴァールのコメントばっかりでごめんなさい。 初録音と思ったら再録音なのですね。 あまり上手くレビューできませんが、 思った以上にオンマイク気味で録音もとても良いのと、 更にピリオド楽器の音色が透明感があると感じました。

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