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LPレコード 『ベルリン・リサイタル〜ラフマニノフ、スクリャービン、リゲティ、プロコフィエフ』 ユジャ・ワン (2枚組アナログレコード/Deutsche Grammophon)

『ベルリン・リサイタル〜ラフマニノフ、スクリャービン、リゲティ、プロコフィエフ』 ユジャ・ワン  (2枚組アナログレコード/Deutsche Grammophon)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2019年03月09日

    ここ一年ほどの間に来日した三つのメジャー・オーケストラに同伴するなど、相変わらず大活躍のユジャだが、アルバムは三年ぶりとは意外。二年前の来日リサイタルでも『クライスレリアーナ』と『ハンマークラヴィーア・ソナタ』を軸にしたト短調/変ロ長調プログラムを弾いたが、ラフマニノフの(これだけは大変ポピュラーな)ト短調プレリュードで始めて、プロコフィエフの第8ソナタで締めるこのディスクもまた、いわばト短調/変ロ長調プログラム。音楽的に最も聴き応えがあるのはスクリャービンの第10ソナタ。彼女がスクリャービン好きであることは知っていたが、まさかいきなり第10番を弾いてくるとは思わなかった。「神秘主義」などという曖昧なものに頼らず、強靱な技巧で押し切ってしまった演奏だ。一方、最も技巧的な凄味を感じさせるのはリゲティの三つの練習曲。デビュー録音で弾いていた二曲とは違う曲を選んでいて、第3番、第9番、第1番を序破急風に並べているが、第1番「無秩序」の爆発力など圧巻だ。実際のリサイタルではここで大拍手になるはずだが、拍手は最後のプロコフィエフのあと以外、うまくカットされている。彼女はプロコの第7ソナタの終楽章をオハコにしていて、しばしばアンコールで弾いているから、第7番より規模は大きいが、やや穏やかな性格の第8番はもはや朝飯前。ちなみに毎度、議論になる彼女のステージ衣装だが、このジャケットのものなど、とても良いではないか(ミュンヘン・フィル名古屋公演ではピンヒールを裾にひっかけてコケかけたけど)。私は衣装の方も断固、支持したいな。

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    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2018年11月25日

    これまたすばらしい演奏の記録です。初心者には手を出しづらい部類と思われますが、こういったすばらしい演奏であればそういった方々でもクラシック音楽の良さを知ることは容易です。ユジャ・ワンはこれから長く残ることの出来る演奏家と思います。衣装だけは見直したほうが良いですが・・・。

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