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ダイアモンド、デイヴィッド(1915-2005)

CD Romeo & Juliet: Krenz / Polish National Radio O +koussevitzky: Contrabass Concerto: Gary Karr(Cb)Antonini /

Romeo & Juliet: Krenz / Polish National Radio O +koussevitzky: Contrabass Concerto: Gary Karr(Cb)Antonini /

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2023年11月23日

    20世紀アメリカの作曲家による管弦楽作品を集めたもの。 収録音源は米CRIに録音されたLP時代の音源をCD化したもので、新規録音ではない。 収録されたのは4人の作曲家でまず最初はデイヴィッド・ダイヤモンドの『ロメオとジュリエットのための音楽』です。 数多の作曲家が同作をテーマに音楽を書いていますが、ダイヤモンドは保守的な作風で知られている様に作曲年代の割には保守的で旋律が非常に美しく聴きやすい作品です。 演奏はヤン・クレンツ指揮、ポーランド国立放送交響楽団。 1966年と冷戦期の録音なのですが、流石は旧東側のオーケストラ、非常に演奏は上手い。 オーケストラはよく鳴っていてそれでいてわかりやすい音楽は同曲の名演の一つでしょう。 次に登場するのはダグラス・ムーアの交響詩『イン・メモリアル』です。 この作品は第二次世界大戦の戦死者追悼のために書かれた作品で1944年初頭にハワード・ハンソンが初演した曲との事。 題名通りの暗い作品。 演奏はウィリアム・ストリックランド指揮、日本フィルハーモニー管弦楽団で1960年録音。 旧日本フィル時代の日フィルと当時頻繁に来日していたというアメリカの指揮者、ストリックランドの組み合わせで、オケは結構荒れがあるものの、終わりに向けて音楽は盛り上がり、なかなかに熱い演奏を繰り広げている。 これも作品を知るには十分な好演奏だろう。 次に登場するのはセルゲイ・クーセヴィツキーの『コントラバス協奏曲』で、指揮者としては有名でも作曲家としてはあまり語られない作者の1番知られている作品です。 厳密な事を言うとこれはロシア時代の作品なのでアメリカの作品とは言えないかもしれませんが、CD中最もロマン派的で分かりやすいメロディを持った作品です。 演奏はゲイリー・カーがソリスト、伴奏はアルフレード・アントニーニ指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団です。 1969年録音とあり、初CD化とあります。 カーのコントラバスはチェロの様に歌い濃密なソロで、アントニーニ率いる、オスロ・フィルもバックをしっかりと支えつつ、盛り上げており、同曲の良い演奏の一つ。 最後はクインシー・ポーターの『ハープシコード協奏曲』で、冒頭と同じクレンツ指揮、ポーランド国立放送交響楽団と、ヴァージニア・プレザントのソロで収録されたもの。 CDの中では最も現代的な作風をしており、とっつきにくさもあるが、プレザントのソロも良く、ここでもオケは上手いのであっという間に24分経ってしまう。 いずれも1960年代の古い録音ながら音質は年代を考慮すれば充分に聴ける水準だと思います。 アメリカ・クラシック好きは注目の一枚でしょう。

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