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New Year's Concert

DVD ニューイヤー・コンサート 2006 ヤンソンス&ウィーン・フィル

ニューイヤー・コンサート 2006 ヤンソンス&ウィーン・フィル

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  • ★★★★★ 

    松浦博道  |  静岡県  |  不明  |  2015年11月25日

    バルト海にのぞむラトビア生まれのロシア人名指揮者ヤンソンスの振った最初のニューイヤー2006年度。初登場とは言え、さすが巨匠とだけ高く評価される人望の厚みを感じさせもする、ニューイヤーコンサートの重要性と定義を完全に知り尽くしている感が否めない素晴らしい選曲のニューイヤーとなった。2006年はあの天才モーツァルトの生誕250年の節目に当たったアニヴァーサリーイヤーであった。モーツァルトの言わずと知れた名作歌劇<フィガロの結婚>序曲や、大変珍しいウインナワルツの祖ヨーゼフ・ランナーの筆になる隠れた傑作とも言うべき内容のワルツ<モーツァルト党(=モーツァルティアン)>をプログラムの中で豪快に演奏して、この年2006年度のモーツァルトイヤーの重要性を強調視させる工夫を堂々と行った。その他にも、モーツァルトの有名な交響曲第40番第1楽章のため息のモチーフを取り入れた鮮烈に響く内容の<芸術家のカドリーユ>や、粋でノリノリなテンポのギャロップ<愛のメッセージ>や、あまり頻繁には演奏される機会の少ないオペレッタ<二ネッタ公爵夫人>の第3幕で演奏すべく作曲された<新ピッチカートポルカ>、優雅でシンフォニックな曲調の<スペイン風行進曲>、壮大な目まぐるしい転調の連続によって大胆・豪壮で独自の音楽空間を造り上げた<狂乱のポルカ>、聴衆の笑いを受け狙いしたとも見て取れる携帯電話の着信を取り入れた滑稽な演出で表現した<電話のポルカ>、名作オペレッタ<ベネチアの一夜>のモチーフで固めた着想豊かで突きることのない楽しいメロディー続出の<入り江のワルツ>では、曲の聴かせ所となるさびの部分でチェロの対旋律を織り込んで優雅にうっとりとしたウイーン音楽の世界を独自な解釈で見せつけもした。その他にもプログラム第1部では、言わずと知れた名作ワルツ<春の声>と<芸術家の生涯(=芸術家の生活とも)>を聴かせてくれるのが嬉しいプログラム選曲内容となって充実さを増している姿勢が窺える。初登場にしては意欲的で素晴らしすぎる選曲演奏であるが、その点こそが巨匠ヤンソンスの初めからたくましく輝く個性の独自の主調とオーラの輝きでもあるのは誰もが否定できない事実であろう。まさにウイーン音楽を聴く極め付けのこれまでのニューイヤーでは決してありえなかった出来映えに仕上げられた名演の数々に酔わされた瞬間であったと思う。やはり新年最初のおめでたい元日の夜はウイーンフィルのニューイヤしかないとー考えさせられもした内容豊かで楽しい一夜であったとヤンソンスの精力的な指揮ぶりとウイーンフィルの団員奏者のえ演奏をこうしたまとまった形で教えられた様に思う。細部の細部に至るまで徹底してこだわり抜いたコンサート・ドラマツルギ―の圧巻を見る様な光景と演奏であった。これ以上にはないシュトラウス・ファミリーやランナー作品で構成された素晴らしいコンサートであったと改めてここで再高評価したい思いにさせられる今日この頃にある次第である。きっと2016年のニューイヤーでもヤンソンスの素晴らしい芸術的音楽感性がきらびやかに舞うシュトラウス・コンサートを造り上げてくれるのはほぼ間違いないと心から早くも期待してもいる。また個々の作品の演奏の質もウイーンフィルの名手たちの腕前と技術を最大限に発揮させて素晴らしいものになるであろうことが予測されるというものである。やはり「一年の計は元旦にあり」という格言がピタリと当てはまる思いにさせてくれるコンサートの体裁を新たな趣向と魅力で料理して世界中70ヵ国4億人のお茶の間の心に届く祝賀の会を造り上げて新年最初の日の一夜を盛り上げてほしいと希望するまでである。

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  • ★★★★★ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  2008年12月05日

    批判的な意見も見かけますが、やはり指揮オケ共に上手い。さすがVPO。ヤンソンスの姿は人を引き付けるものがあり(以前から僕はそう感じ本人に会いに行ってます)魅力的だ。荒々しいとのご指摘はワルツをよく聞かれている方はそう感じるのでしょうが、これだけの水準に対してであれば重箱の隅をつつくようなものだ。

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  • ★★☆☆☆ 

    an  |  愛知  |  不明  |  2006年09月10日

    ワルツの甘美さ、優雅さがあまり感じられない演奏でした。勢いはあって、ジプシー男爵の行進曲は良かったのですが、あとは荒々しすぎます。深みのないヤンソンス氏の演奏。ウィーンフィルもなぜこのようなものを受け入れているの??キュッヒルさん、バルトロメイさん等大ベテランもいらしたのに・・・ マリスさん、パフォーマンスやりすぎです。

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  • ★★☆☆☆ 

    ヘルベルト・フォン・ベーム  |  神奈川県  |  不明  |  2006年09月04日

    そんなにいいニューイヤーだろうか?ヤンソンスの演奏はやたらにうるさい。なんでこんなに全部ガンガン鳴らすのか?このオケはアメリカのオケか?ワルツは優雅さが無く力んだ演奏だ。選曲がポルカや行進曲ばかりなのはワルツがいまいち得意じゃないからだろう。メジャーになってからのヤンソンスは、いまいち仕事が粗い。それに映像で残るニューイヤーは暗譜で振った方がいい。音楽に誠実だった昔のヤンソンスはどこに?

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  • ★★★★★ 

    DVDマニア  |  関東  |  不明  |  2006年03月21日

    盛りだくさんできっちりしすぎて生中継のときは疲れたが、心構えして聴くと演奏はすばらしく録音もよい。クライバーのような余裕がないので気楽に聴きたい人には不向きだと思う。終演後にアジア人がいっせいにフラッシュをたくのがすさまじい。ヤンソンスはBPOヨーロッパ2001、ワルトビューネ2002のDVDもすばらしいが、VPOとBPOでは、手兵のときのような癖がないのがよい。

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  • ★★★★★ 

    人間もクラシック  |  和歌山市  |  不明  |  2006年02月16日

    マリス.ヤンソンスの指揮は歯切れの良いタクトと演奏で、いっぺんに大フアンになりました。ウインナワルツは子供の頃から好きで、60年程の間に、十数枚のレコード、CDを、所持しておりますが、クレメンス.クラウス、ウイリー.ボフコフスキー、そして2006年のヤンソンスの演奏が私のお気に入りになりました。選曲も大変良かったと思います。2007年のズービン.メーターの指揮を楽しみにしています。

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  • ★☆☆☆☆ 

    しいさん  |  埼玉県  |  不明  |  2006年02月08日

    かなりノイズの多い映像だと思いました.「春の声」で上方からオーケストラを映すシーンで,ステージの床や譜面台に見えたノイズは何だったんでしょう? 再生プレーヤーを変えても同じノイズでした.多少のノイズは仕方ないにしても,32インチのテレビで簡単に気付いてしまい,しかも気になるノイズ.我慢できません.日本版だと改善されているでしょうか?

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  • ★★★★☆ 

    風の呪文  |  横浜市  |  不明  |  2006年01月03日

    TVで観ました。前半はとてもいいと思いましたが、後半はフィガロ序曲に編曲物が2曲も加わって、ちょっと雑然とした印象でした。このコンサートは、やはりシュトラウス一家を中心とするワルツ・ポルカで固めてもらった方が comfortable かと。ウィーン・フィルの顔ぶれも随分変わりましたね。

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