『ニーベルングの指環』全曲 クナッパーツブッシュ&バイロイト(1956 モノラル)(13CD)
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ハッチ | 愛知県 | 不明 | 2021年03月20日
クナのワーグナーは最高。 ワーグナーの超大作リングを極めるまで40年かかった。 今リングにハマっている。 ショルティでワーグナーに目覚めたが、 バイロイトの申し子はやはりクナに尽きる。 ステレオ録音であったならと思うのは私だけではないだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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LFA | 千葉県 | 不明 | 2021年03月11日
クナッパーツブッシュは、1951、56、57、58年とバイロイトで『ニーベルングの指環』を演奏し、幸いにもすべての演奏のCDを所有しているが、全曲盤であること、演奏のすばらしさ、音質の良さで本1956年盤が最も充実している演奏である。ショルテイ盤はステレオであるが音の加工、擬音が入っていたりして好きになれない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Perfect Wagnerite | 東京都 | 不明 | 2016年04月29日
ここでは誰も指摘されていないのですが、この 1956 Bayreuther Ring の公演の数少ない傷 (というか drama)の一つが ’Die Walkure’ でした。当初 Siegmund役を予定されていた Ramon Vinay がドタキャン、前日のLoge 役でまさかの時のVinay の代役として控えていた Ludwig Suthaus が公演開始直前のこの展開に動転し躊躇している中、 Siegfried まで出番が無いと思ってBayreuth を三日ほど離れていた Wolfgang Windgassen (常からBayreuth で Siegmund 役を歌いたいと熱望していた) が連絡を受け ありとあらゆる自動車のスピード記録を破って同祝祭劇場に着いたのが例の公演開始を告げるファンファーレが鳴った時、そしてKna が baton を振り下して嵐の motivを開始したときには未だ化粧中だったというんですからまさにギリギリで間に合ったという thrilling な経緯があったんですね・Wieland Wagner と同役でリハ 1つする機会の無かった Wolfgang 君、第一幕の初めから手探りのような慎重さで歌って(演じて)いて (prompter 氏もさどかし汗だくだったでしょうに。Knaはもっと大変か)、途中記憶が定かでなかったのでしょう、Knaとのtempi調整に手こずり、一拍早く出る彼の日頃の悪癖も顔を出し、少し怪しげで或る時は出鱈目な歌唱になっている個所がありますね (その例は枚挙に暇がありませんが、第3場の “Walse !”のあと, “Wintersturme”、幕の終わり等)。それにつられたのか Josef Greindl とGre Brouwenstijnも時に日頃の正確さを欠いていて、Live での臨場感,感興と言ってしまえばそうですが、特に第一幕は全体的に落ち着きが無く、繰り返し聴くには一寸苦痛ですね。 1951年のKnaの『黄昏』の Decca録音を知ってしまった聴き手にとって、「ピアノ好き」さんの仰るようにオケと歌唱のバランスの悪さは特に Kna の活劇的な解釈の面白さを殺いでいると思います。しかしその一方で 歌唱は (他の方も言っておられるように) 生々しいくらいによく録られていて Brouwenstijn, Astrid Varnay, Hans Hotter, Gustav Neidlinger, Ludwig Weber, Hermann Uhde, Paul Kuen等の巨人たちが繰り広げる、Wagner 歌唱の頂点と目される 1930年代の Leider - Lehmann - Melchior - Volker - Schorr-Schlusnus - Kipnis という神々に比肩しうる素晴らしい熱唱で、まさに黄金期の雰囲気を感じさせる Live 録音と言えますね。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぴあの好き | 京都府 | 不明 | 2016年02月21日
オケと歌唱のバランスが良くない。声は状態が良く生々しく聴けるのだが、オケが引っ込みがち。クナのリングはやはり、57・58盤が良いと思う。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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六文銭 | 長野県 | 不明 | 2013年04月30日
ワーグナーの“リング”を語る上で無視できないのが、クナッパーツブッシュです。戦後のワーグナー指揮者は、なにがしかの影響を、クナッパーツブッシュから受けているはずで、まさに、“リング”の原点がここにありです。 呼吸をしながら、うねりまくっているのは、これしかありません。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Upack | 福岡県 | 不明 | 2012年05月08日
本当にすばらしい音質です。楽音だけでなく、歌手たちが舞台上を歩き回る足音、劇場内のざわめき、観客の咳までもがリアルに聞こえますね。 クナの56年リングを最初に聴いたのは20年以上前。当時キングレコードから出ていた国内盤(セブンシーズ)でした。CD15枚組みで34,500円という高額なセットでしたが、音質はかなり悪く、まともに鑑賞に耐えられるのは『ワルキューレ』と『神々の黄昏』だけ。『ジークフリート』は我慢すれば何とか聴ける程度。『ラインの黄金』にいたっては、商品として発売できるレベルには遠くおよばない劣悪な音質でした。オルフェオ盤がいくらバイエルン放送協会の正規録音だといっても、ここまで音質が良いとは正直思ってもみませんでした。当時からすれば隔世の感があります。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マラ3マニア | 東京都 | 不明 | 2010年12月20日
クナのリングは苦手だった。しかしこの盤は音質が大改善。その真価を再認識させられた。ワルキューレ第3幕で、ジークリンデが歌う「愛と救済の動機」の演奏の表現に感涙。そして15時間にも長大なオペラの最後の最後に、再び現れた「愛と救済の動機」に言葉では言えない、魂が震えるほどの感激を受けた。その時、リングを好きでいられた事と、クラシック音楽ファンでいられた事に心から感謝した。クナパーツブッシュさん、ありがとうとうと言いたい。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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tama | Vancouver | 不明 | 2008年09月25日
りっくさんのレビューをみてとても感心しました。たしかに、クナファンにとって、この音源は舞台の奥の管弦楽を堪能できない、あるいは、音楽のドラマツルギーを感じさせないと不満もあるでしょう。しかし、リングはオペラであり、歌手とオケのマリアージュを聴くことも忘れてはいけないと思う。このセットのヴォータンの素晴らしさ、ヴィトガッセンの素晴らしい声、そして音楽の自然な流れ、ここにはひとつの時代を形成した伝統があり、それがこうして私達の前でドラマとして響くことは奇跡です。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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りっく | さいたま | 不明 | 2008年07月28日
訂正です。SiegmundのWindgassenは、かなり良質の歌声を聴かせてくれます。本人はこの役柄があまり好きではなかったようですが。ワルキューレでは、BrouwenstijnのSieglindeが音楽的で素晴らしい。Knappertsbuschの快演・怪演を期待する向きには物足りないでしょうが、私は、この指揮者の、決して気負わず、歌手のその日の調子や歌手の個性を見極めて、最大限その能力を発揮させようというカペルマイスターとしての実力を高く評価します。評価を変えられるなら最高に変えたい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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りっく | さいたま | 不明 | 2008年07月01日
購入後、あらためて録音の質の高さに驚いています。 しかし、録音がよくなって見ると、これまでのモヤっとした音像に特有のオーラがなくなり、60年のケンペ盤あたりとの真っ向勝負の形になってきそうです。 ケンペ盤は、Walkureの音が悪いので、Siegfriedと神々で比較してみると、Varnay VS Nilsson、Windgassen VS Hopfの比較とならざるを得ません。私は、正直、ケンペ盤の価値を再発見したというところです。ホップのSiegfriedは、Winのひょろ声とは比較にならないりっぱなヘルデン。クナ盤で、SiegmundまでWinで聴かされるのは敵わない・・・。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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FB | 東京 | 不明 | 2007年11月02日
蛇足を付け加えるなら、56年盤最大の欠陥は録音バランスの悪さだ。あまりに歌手主体、管弦楽は伴奏もどきで、これではクナのスケールも半減だろう。クナの指環、私なら58年盤をとる。最大の理由は、もちろん音の違い。特に管弦楽のパートが違いすぎる。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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FB | 東京 | 不明 | 2007年10月31日
クナは素晴らしいヴァーグナー指揮者と思うが、ちょっと神格化されすぎているような気がする。音の厚みやスケールは凄いが、音楽の持つ活気や劇性などを犠牲にしている面もある。ヴァーグナー作品の多様性は、クナの指揮ぶりより遙かに広く深い。この指環も、優れたものの一つとして捉えたい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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クナ命 | 東京都、世田谷区 | 不明 | 2007年09月08日
指輪は、ショルティ、サバリッシュ、ブーレーズ、レバンと色々聞きましたが、こんなに聴きやすい演奏は初めて。宇野功芳先生は、指輪だけは録音が良くないと、とコメントしていたが、この録音を聞くと、本当?と言いたい。テスタメントの「神々の黄昏」はショックだったけど、全部録音でこのレベル、生きていて良かったと思う。特に「ワレキューレ」は絶品、エンディングは思わず合掌。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mimesis 9 | 岡山 | 不明 | 2006年08月27日
カイルベルトのLPレコードを聞きながら、クナッパーツブッシュの録音が、OrfeoでもLPレコードで発売になればと思います。またデッカの録音であればとつい考えてしまいます。それはわたくしの欲でしょうか。 でも価値のある神々の時代の遺産であることには間違いありません。大切に聞いていきたいと思います。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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唯聴家 | 東京都,世田谷区 | 不明 | 2005年12月25日
個人的には,このモノラル録音は,結構解像度高い方だと思います。ただ一般的に,モノラルは音の拡がりを捉えられないので,クナの音の拡がりはモノラルである以上,完全には捉えられないわけであり,いずれにせよ主観の問題だと思います。それよりやはり演奏の素晴らしいこと。ワルキューレ第1幕の幕切れで,あれだけ音楽が躍動しているのにテンポは遅い。これは離れ業。ワーグナーの音楽の底知れぬ巨大さを実際の音にしたクナの凄さに改めて感銘を受けた次第です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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