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Haydn (1732-1809)

CD Die Schopfung : Kubelik / Bavarian Radio Symphony Orchestra & Choir, Marshall, Cole, Howell, Popp, Weikl (2CD)

Die Schopfung : Kubelik / Bavarian Radio Symphony Orchestra & Choir, Marshall, Cole, Howell, Popp, Weikl (2CD)

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  21/December/2010

    交響曲や弦楽四重奏曲のジャンルでほぼ一定の達成感を見たハイドンは晩年宗教曲の方に傾倒して行くのですがこの「天地創造」はミルトン「失楽園」を題材として特にヘンデル「メサイヤ」に触発され当初大量なスケッチを単純・直截化すべく慎重に作曲された開放的な安定した穏やかさが特徴の正しく大家の作品に出来上がっており結構聴き易い曲だけに演奏盤も多くBRSO,BRC演奏録音CDのものだけでもあのソプラノにギーベルが起用されたヨッフム盤(1951年収録)、バーンスタイン盤(1987年録音)そして本盤クーベリック盤(1984年収録)等があります。クーベリック70歳の時の指揮演奏で現役引退も迫った頃で特に「癖」のない程ほどの演奏でオーケストラのまろやかな面を上手く引き出し大きな流れを描ききった演奏かと思います。演奏タイムとしては第一部、第二部(創世記第一章、第1日〜6日分)81分弱、第三部(アダム&イブ)31分強とやはりマァマァで運んでいます。自然、神を賛美する場面ではその風雷雨の描写も凄いものの統制がちゃんととれておりその辺りで私などは同じオーケストラ、コーラスを使った個性豊かなバーンスタイン盤と比べると物足らなさを感じる時もあります。五人体制の独唱陣はマーシャル(S31歳)、ポップ(S45歳)、コウル(T34歳)、ハウエル(B46歳)、ヴァイクル(B42歳)で出来或いは好き嫌いに凹凸があるのは仕方ありませんが若いSのマーシャルが曲によっては劇的性も欲しい処もあるものの若い知性さが素敵であります。そして第19曲「若々しい緑に飾られて」での三重唱・合唱での表情や第28曲「おお神よ、天地は満ち満ちて」での二重唱・合唱での調子良さは正直やや中庸な演奏故つきまとい勝ちな単調に陥りかけた箇所々でスパイス効果をあげています。それと後年バーンスタイン盤でも担当しているビルグラムの通奏低音チェンバロは懐かしい思いで聴きました。なお、クーベリックの指揮した「天地創造」には1959年RRSO等を振った演奏盤もあるそうですよ。私自身VPOを振った1960年代後半録音のミュンヒンガー演奏盤もおっとり目で好きですし朝比奈が大フィルを振った1975年ライブLP盤もその武骨さに聴き入った一時期もかつてありました・・・いい曲ですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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