ヴィルヘルム・バックハウス/最後の演奏会(2CD)
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ぴょんきち | 神奈川県 | 不明 | 2016年12月23日
最後の演奏会が行われたのは1969年。当時の日本の男性平均寿命は68歳前後だ。このときバックハウスは85歳前後。かつて鍵盤の師子王と言われた人であっても、弾き切るための日頃の努力は大変なものだったに違いない。 一方、ヴェーゼンドルファーの底光りするような音も素晴らしい。バックハウスとヴェーゼンの職人さんの共作といってよいのではないか。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 不明 | 不明 | 2013年02月21日
バックハウスが亡くなる直前、最後のリサイタル。老いに加え体調の悪さも手伝って、綻びが目立つうえ、体調悪化で中断してしまった曲もそのまま記録されている。老いた腕で持つ筆には粗も目立ちながらも、逞しい筆致で禅につらなる枯淡の境地で山水を描ききる優れた水墨画をみるような印象だ。大曲よりむしろ、シューマンやシューベルトの小品に溢れる温かさと諦観が素晴らしく、この小さい曲を通じて深い音楽を聴かせており、この巨星が消えゆく最後の光芒に相応しい1枚だ。最近バックハウスの音源は冷遇されているが、特にこのアルバムは人類の文化遺産であり、未来永劫廃盤にしてはならない。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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くるとん | 山形県 | 不明 | 2012年12月08日
バックハウス、最後の演奏会である。もともとミスタッチは多めの人だが、ライブということもあって、ここでも多い。シューベルトの楽興の時がとてもさみしい味が出ていていい。ワルトシュタインの甘さに逃げない強さもいい。そして、最後の3曲、特にシューベルトは落涙だ。ここにいる聴衆は、まさかこれが最後の舞台となるとは思わなかっただろう。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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no music no life | 奈良県 | 不明 | 2012年10月27日
もともと偉大な風格を湛えながら抜け切った無私で純白な音楽を聞かせるバックハウス。その彼の正に白鳥の歌となった当演奏の感慨深さは言葉を失うほど格別だ。モ−ツアルトでは、演奏の冒頭にイ長調の主和音でホ−ルを満たし、空気を一変させる。ハッと息を呑む聴衆。まるで神に祈りを捧げてから音楽を紡いでゆくかのよう。彼のアンコ−ルの定番シューベルト、シュ−マンは真に辞世の句として絶美で昇華された音楽。バックハウスの生き様の最後を刻み込んだ録音で畏敬、感謝、滋味、豊穣なる感動が心にひたひたと迫り終に全身を包み込む。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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cherubino_492 | 東京都 | 不明 | 2008年01月08日
たとえこの録音が最後の演奏会のものでなくても、深い感動を受けるでしょう。初出のLPは豪華な布張りボックスに入っていて、針を落とすのが勿体無いのでテープに録音して聴いたものでした。当時FMで放送されたこのLPのCMでも使われた「ワルトシュタイン」冒頭、真摯でひたむき、そして雑念の一切ない透徹した境地は格別のものがあります。技術的な瑕疵を超えた至福の名演です。芸術というものは何て偉大なのだろう、と痛感します。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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lalo | 福岡 | 不明 | 2007年11月28日
シューマン、シューベルトの演奏がどうにも忘れることができない。上のレビュー通りドキュメントとしても貴重なのだが、下のレビューのとおり死を前にした演奏は確かに強い感動を呼び起こす。特にシューマンの「なぜに?」とシューベルトの即興曲変イ長調は魂とも呼べる演奏。このじんわりとくる感動はネイガウスのブラームスにも似ているが、もっと無骨で覆すことのできない真実を語っているように思える。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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no music,no life | 奈良 | 不明 | 2005年09月20日
もともと偉大な風格を湛えながら抜け切った無私で純白な音楽を聞かせるバックハウス。その彼の正に白鳥の歌となった当演奏の感慨深さは言葉を失うほど格別だ。モ−ツアルトでは、演奏の冒頭にイ長調の主和音でホ−ルを満たし、空気を一変させる。ハッと息を呑む聴衆。まるで神に祈りを捧げてから音楽を紡いでゆくかのよう。彼のアンコ−ルの定番シューベルト、シュ−マンは真に辞世の句として絶美で昇華された音楽。バックハウスの生き様の最後を刻み込んだ録音で畏敬、感謝、滋味、豊穣なる感動が心にひたひたと迫り終に全身を包み込む。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラグドール | 東京 | 不明 | 2005年09月04日
CDの1枚目、シューベルトの即興曲を聴くたびに自然と涙が出る。 ピアノの音が直に心の琴線に触れる。 そんな演奏。 無論、他の曲も素晴らしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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