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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Eine Alpensinfonie, Tod Und Verklarung: Knappertsbusch / Vpo (1952, 1958)

Eine Alpensinfonie, Tod Und Verklarung: Knappertsbusch / Vpo (1952, 1958)

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  11/March/2012

    ヒストリカルですのでまず音について。6年の開きがありますが、それはほとんど感じられず、そしてダイナミックレンジの広い、大編成オケの曲ですが、驚異的な高音質といえましょう。ノイズもなく、音は明瞭で、フルオーケストラでの迫力も十分。やや乾いた音で、この辺は悪名高い(!)ゴットフリート・クラウス氏のリマスタリングのせいかもしれませんが、音楽を楽しむ分には何の不満もありません。そして演奏。「死と変容」は迫力はありつつも、全体には端正と言いうるもの。いいんじゃないでしょうか。そしてメインの「アルプス」。若干早めのテンポにてこちらも基本は端正なアプローチ。各エピソードをしっかりと踏まえて進めつつ、もったいつけずに全曲をきっちりとまとめました。描写にはあまりこだわらず、また、いたずらに粘らず、比較的あっさり目の演奏ですかな。この指揮者のある一面をよく示すものでしょう。クナッパーツブッシュは、怪物的演奏ばかりよく取り上げられ(中には失敗作も含む)、リハーサル嫌いとか振り間違いのエピソードとか、これも異常な側面ばかりが強調されることが多く、私自身、ずいぶんそういう情報によって彼のイメージが作られてしまい、実際彼はどうだったのかと疑問を多く持っていました。このディスクによるならば、そして先に聴いたバイエルンでの『トリスタン』全曲の印象も合わせると、劇場での職人的な技をしっかり持った、基本は至極まっとうな指揮者だったのではないか、と拝察いたします。時折やらかす変演奏が独り歩きして「怪物」イメージを作っちゃったのではないかしら。なんてなことを思ってしまいました。でもそれはまたこちらがクナッパーツブッシュを多く聴いていないせいかもしれませんな。どんどん聴いてゆくと、まともなものはやはり少なくて、やっぱりホントに「怪物」だった、ってなこともありますかもな。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  12/August/2010

     これは、「クナ」マジックのひとつになるでしょうね。神がかるブルックナーは別にしましょう。マジックを感じるブラ3に共感した方は、この演奏にはまる可能性大です(曲の勉強は、別でしてね)。逆に言うと、初心者は「だめです」。はまる坪は、常連のレビューアーが記載していますね。あとは、買うだけです。

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  • ★★★★★ 

    ayanyan  |  千葉県  |  不明  |  17/August/2009

    「嵐」 の冒頭におけるトロンボーンの強奏、中間部のオルガンの絶叫は最大の聴きどころ・・・この曲をこれほど神がかり的に表現し、しかも成功した例を私はほかに知らない。 今までアルペンは、クナの中でそれほど重要なコンサート・プログラムとして紹介されていなかったが、なかなかどうして。 ブラ3やベト2などとともに 「オハコ」 のひとつであったに違いない。 ライヴならではの細かいミスが散見されるが、そんなことはどうでもよくなってしまうほどの名演だ。  

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  • ★★★★★ 

    3丁目  |  三重県  |  不明  |  21/July/2009

    期待以上の演奏でした。アルプス交響曲はケンペ&SKD、ハイティンク、そして、カラヤンくらい持っていれば、まあいいかって思ってましたけど、これも手元に置いておくべき演奏です。あの山頂での高揚感!恥じらい気味なオーボエのあと、なんともカッコいい弦と金管の呼応にシビレます。弦の上昇音階が先走らないようにということか、拍を刻むクナの足踏みも聞こえます。今は聴けない「大時代的」演奏の最良の姿がここにあります。

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  • ★★★★★ 

    Y&J  |  関東  |  不明  |  14/December/2008

    既出CDによるアルプス交響曲は、どんなにマジメな演奏でもどこか軽薄で短小な感が否めなかった。 しかし、クナ/VPO盤の登場によってそんな寝惚けた印象は吹き飛ばされた。 嵐の部分などは 「田園」 をも凌駕する崇高さを漂わせているではないか! この曲における自然に対する畏敬の念のようなものを、今回初めて抱かされた。 このCDは、クラウス/バイエルン放送の家庭交響曲に並ぶ、R・シュトラウスのライヴ演奏史上の金字塔である。

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  • ★★★★★ 

    yumiyumikko  |  首都圏  |  不明  |  26/August/2006

    VPO.を本気にさせる指揮者はやはりクナしかいませんね。この世界一のオーケストラは気分が乗ってくるととんでもない名演を聴かせてくれます。当時のVPO.が真に畏敬の念を抱いていたのはフルト先生でもカラヤンでもなく、このクナだったのです。オケも指揮者も「気分屋」なだけに、それが一旦かみ合ってしまったらどういうことになるか、このCDが証明してくれています。

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  • ★★★★☆ 

    ぼん  |  横浜  |  不明  |  03/March/2004

    「アルプス」はいい演奏かもしれないけど、クナッパーツブッシュの名前を伏せられたら、ちょっとわからないかもしれない演奏。凄いというより、じっくり聴かせてくれる演奏というかんじ。それにしてもこの頃のウィーンフィルは素晴らしい。ワルターの大地の歌、クラウスの英雄の生涯、そしてフルトヴェングラーの英雄もこの年の録音。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城  |  不明  |  28/February/2004

    面白い。クナ先生の聴かせどころを押さえた指揮ぶりは、本当に参考になります。彼ならばどう振るか、どう表現するか。実演上での不慮の事故(ミス)にどう対処するか。クナを好きな人は案外こういうところに感心があるのかもしれませんね。

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  • ★★★★★ 

    風雷暴  |  横浜  |  不明  |  27/February/2004

    アルプス交の巨大な全貌と感動を伝えるのは’52の録音技術では不可能と思ったが、Rotweissrotは奇跡を起こした!モノクロの図太く色濃い陰翳はKna/VPOの巨大かつ異形な形相(諸氏周知)をコントラスト豊かに浮彫にした!稀有なKna/R.Strauss芸術(もろWagner風だが)をこれほどまで見事に蘇生したAltusに感謝。愛聴はトップアスリート的Solti/BRSO(録音優秀)だが、雪男と遭遇しそうな異次元の本盤も我家の王座に迎えたい。「死と変容」も録音良好で厳粛崇高な凄演!但し、収録時間表示ミス多し。

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