ベートーヴェン(1770-1827)

CD Piano Sonata.1, 2, 3: 仲道郁代

Piano Sonata.1, 2, 3: 仲道郁代

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2013年08月17日

    仲道郁代って昔から注目してたんですが、チャイコフスキーの協奏曲を聴く機会があってからはすっかりファンになりました。それでもやはり女流でベートーベンを揃えることに抵抗があって躊躇していたところ、Vogue師のレビューを読んで、これは本物に違いない!と確信して揃えはじめました。 はじめの一枚の一音を聴いた途端、「ああ、これこそがベートーベンなんだよ!」と思いました。私はケンプやゼルキンが大好きですが、新しいものも揃えたいなという思いもあって、ようやく満足です。 全巻揃えてあらためて聴き直していますが、本当にス・バ・ラ・シ・イ!! 「ワタクシ解釈してますのよッ!」みたいなところがないのがいいと思います。単発のライブとは異なる全曲録音のCDということをよく意識して弾いているようにも思えます。でも軽い・甘いというワケではない。 すごく自然でありながら、生半可なテクニックではできないフレーズの唄い方や内声部の絶妙なバランス・・・少しピアノをさわった経験とベートーベンに格別の思い入れがある者としては軽く嫉妬すら覚えますね。まぁ、それもこれも、仲道郁代が美人だからってのもあります。それは認めます。ハイ。 ただ、自分が40過ぎて感じ始めたことですが、若い頃とは好みの傾向が変わってきていることもあるかと思います。ゼルキンのコンサートに通っていた二十代の頃だったら物足りなく感じていたかもしれないし、美人だから却って妙に難癖つけてたかもしれません(苦笑)。 それゆえ、このCD、奥さんやお嬢さんの目が気になるお父さんたちにはちょっと買いづらいものがあるかもしれません(笑)。でも、一家の宝になること請け合います。ジャケ買いで全巻揃えるのが粋だと思います。ライナーノートの解説が楽曲分析に寄りすぎているきらいもありますが、ジャケ買いの後ろめたさ(?)を緩和するには良いかもしれません(笑)。 (私も全巻を通じて感想を述べたいところですが、Vogue師の粋をきわめたそれには到底およばないので、これ一巻にて全巻の感想とさせていただきます)

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    Vigore  |  兵庫県  |  不明  |  2011年07月16日

    P.ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェンピアノ協奏曲第3番、第5番『皇帝』を聴いてから仲道郁代のファンになった。このピアノソナタ全集[1]も実に素晴らしい演奏である。この第1番から第3番まで聴けば、これはもう全巻揃えるしかないだろう。「バックハウス、ブレンデル、グルダ、ケンプ‥‥」は昔話のようだ。現役の日本人ピアニストの演奏がこれほど魅力的なのだから。

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  • ★★★☆☆ 

    古楽器奏者  |  東京都  |  不明  |  2011年07月10日

    ベートーフェンのピアノ協奏曲を確か二度全曲録音をしたルードルフ・ゼルキンも、ベートーフェンのピアノ・ソナタ全曲録音をするには二度(三度?)生まれ変わらなければならないと言っていた。ドイツ人ではないにしても、ドイツ音楽の伝統をしっかりと受け継ぎ、非常に引き締まったベートーフェンを聞かせてくれたゼルキンと比べると、仲道は、ベートーフェンのピアノ・ソナタ全曲の演奏・録音についての考えも、演奏そのものもあまりにも軽すぎる。演奏自体は悪くはないだろうし、技術的にも問題はないのだろうが、巨匠の言葉を思い起こして聞くと、どうしても上述のように感じてしまう。

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  • ★★★★★ 

    やまとんちゅ  |  大阪  |  不明  |  2005年05月22日

    演奏には解釈上のあいまいさが微塵もなく、技術的な傷も皆無。繰り返しを指定どおりすべて行っているのは現代楽器ではたぶん唯一。速い楽章の音のクリアーさ、緩徐楽章の美しさ共に絶品。録音は、ピアノが近すぎず遠すぎず理想的。 この人の全集が完成したら長く座右に置きたい。 (諸井氏が書いてる珍説はご愛嬌ということで。現に、vol.2収録の対談で、仲道氏はこの珍説部分は全く無視してる。)

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    かばくん  |  とちぎ  |  不明  |  2004年01月25日

    落ち着いたテンポで弾き進められる初期ソナタはすっかり手のうちに入っているような安心感があり、好感度大。足りないのはそれを突き破って深淵を垣間見せる瞬間だろう。中期後期をどう弾くのかという興味はつながる。諸井誠の解説は例によっていささかパラノイア的。

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