ピアノ協奏曲 シュタイアー、チェロ協奏曲 コワン ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団
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乱筆不治 | 東京都 | 不明 | 2021年03月14日
ピリオド楽器による演奏の意義を感がさせられる録音だと思います。ピリオド奏法とは、その作曲家が活動していた時代の楽器や演奏法で演奏することだと考えていますが、この録音で聴かれる演奏法は、シューマンの時代よりも古いものではないでしょうか。ただ、それはそれで一つの考え方だと思うので、その前提で聴くのであれば、問題ないと思います。その意味では、音楽は自然に流れ、響きも美しく、良い演奏です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年08月12日
無性にシューマンが聴きたくなった それもチェロを 最近ガット弦は張っただけでピリオド楽器奏者と共演する現代楽器奏者を見たからかもしれない ガット弦は歓迎するが奏法が不一致ではアンサンブルが成り立たない ピリオド演奏を信奉しているわけではない ただ作曲者と対話したいがために音楽を聴いている 先ず美しき音楽を現出してほしい そこからしか作曲者の声は聞こえてこない 協奏から始まり個性が共同体の中で生きている喜びを知る音楽 それは当にシューマンの音楽 嘗てシューマンの管弦楽法批判が蔓延していたのもこの性格に起因する 理解されない魂の苦しみに苛まれたシューマンは後世でも不遇だった こうしたピリオド演奏が世に出てようやく理解の緒についた 交響曲のスコアに手を入れる悪弊も消えつつある ピアノ協奏曲とチェロ協奏曲共に第二楽章が好きだ ソロとオーケストラの語らいがシューマンの真情を伝えている この真心がいつも根底にあることを他人はなかなか信じてはくれない だがヘルヴェッヘたちは解っている そして愛している そうでなければこのしなやかな演奏は生まれなかった 美しい魂よ永遠に0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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shef | utsunomiya | 不明 | 2005年06月17日
シューマンの陰鬱さと明るさが気持ちよく共生している演奏(Pコン)。とくにオケはリズムの変調やハーモニックスの細やかな移調による響きの変化の表現に優れている。ピアノが古式豊かな響きでやや物足りない点もあるが、オケとの調和は文句なし。大好きな曲でいろいろ聞いているが、ルイサダとともに気に入った演奏だった。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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