スノードロップ  |  広島県  |  不明  |  10/January/2020

シベリウスは多くの録音があるが、当盤こそ最高の名演と確信。フィッツウィリアムSQは全曲を約33分という遅いテンポ（ユルフンに非ず）によって入念に歌い込んでおり、その演奏スタイルは一昔前の古臭ささえ感じさせるが、アナログらしい厚みと暖かみのある録音も相まってこの懐かしい味わいにノックダウン。テンペラSQやフィンランディアSQなどの本場物も良いが、この英国の名カルテットは高貴な色香と豊かな歌心でシベリウスの叙情を見事に歌い上げた。ディーリアスはあまり録音が無いがさすが自国ものということだけあってツボを押さえた見事な演奏でこれも最高！音質はやや残響が多いものの前述の通りアナログ円熟期の優秀録音で文句なし。

 

ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  17/January/2013

シベリウスもディーリアスも本当にいい曲、いい演奏です。録音もすばらしい。シベリウスはｂｉｓからTempera Quartetの大迫力の演奏が出ていますが、フィッツウィリアム盤はまさに「親愛なる声」という題名そのものの演奏です。聴き比べると面白いです。

 

聡  |  秋田県  |  不明  |  02/October/2010

初めて聴いた。シベリウスの第三楽章アダージョが本当に美しい。悲しみの極で微かな光がさし、切ない青春の思い出をふと追憶しつつ、これでいいと自分を肯定する気持ちになり最後は安らかな心となる。私にはそんな風に聴こえた。演奏と録音が素晴らしい。ステキな演奏に出会えた。ありがとう。

 

音吉  |  浪速  |  不明  |  17/June/2008

ディリアスもええでぇ。 むかあし、ケン・ラッセルか誰かが監督したこの作曲家の映画を見たけどおもろかったなぁ。「こらフェンビィ！eの音が大事なんじゃ！」「山へ連れて行け！」とか何とか言って弟子を困らせてはソファにふにゃふにゃになって沈みこんどった・・。この英国独特の靄のかかったような懐かしいようなホイッスラーかターナーの絵の様なムードはリラックま、するんにはよろしおまっせ。グリーグもええなあ。このカルテットもいけまっせ！