ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 チョン・キョンファ、ラトル&ウィーン・フィル
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年04月20日
ベートーヴェンの交響曲の方はあまり好きになれず聴く回数は多くない。ブラームスの協奏曲の方だけ聴く機会が多い。ベートーヴェンが星三つでブラームスが五つ。平均して星四つとする。 ブラームスの協奏曲の聴きものはやはりチョン・キョンファ。ウィーン・フィル(とラトル)のバックもソロをひきたててくれている。チョン・キョンファの節まわしは独特なものがある。たっぷり歌うので聴いていて気持ちが良い。この録音の前後にチョン・ミュンフンと日本で同曲を共演した放送の録画は今でも大事に観ている。その時の迫力と歌い方の方が気に入っているがこのCDにそれを求めることはできない。それでもやはり彼女の演奏に聴き惚れてしまう。とくに第一楽章のカデンツァから終わりにかけての部分。(あくまで個人的な感覚だが)ヴァイオリンが木の箱の中で音が創られる楽器であることを実感できる響きとせかせかしない演奏が好きだ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 不明 | 不明 | 2013年01月24日
運命もオーソドックスな中に仕掛けのある演奏(全集があるのでモロダブリだ…涙)だが、やはり聴くべきはブラームスの協奏曲だ。チョン・キョンファらしい没入が聴かれ、興奮させられる。フレージングの隅々まで細かく表情付けがなされ、しかも熱い感情に裏打ちされている。ヌヴーやイダ・ヘンデル、オークレール、デヴィートら熱い女流の名演の系譜に連なるものといって過言ではないと思う。彼女はブラームスは年齢を経てから録音するといっていたそうだが、逆にむしろもっと尖っていた若い頃に録音したほうがさらに良い出来となったのではないだろうか。そうした点では、スマートなラトルが共演者というのは一抹の違和感を抱くところだ。弟のミョンフンとの共演もライヴで聴いたことがあるが、このCDなど問題にならぬ、思わず感涙するほど壮絶な演奏であった。レコードとは後世に残るものだから、ビッグネーム、ブランドを重視する商魂よりも、どのアーティスト同士を組み合わせれば、至高の化学反応を起こすか、という芸術至上主義の視点が第一だ。いまの音楽資本にはそれが欠けているとしか思えないのが残念だ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2010年07月15日
2000年ライブ録音の「運命」交響曲はラトル(当時45歳)の挑戦的な表現が新鮮に聞こえ中々の出来かと思います。早めにスタートする第1楽章、アッサリ味と思いきやいろいろ仕掛けて準主題の歌わせ節が意表をつきます。大きく波を背景にあしらってロマン主義的な処も。前のめり気味に進めテインパニーの区切り扱いやコーダに向け次第に高まってスリリングなこの楽章を閉じます。ピチカートをやや鮮明にして現代的な第2楽章、そして中間部特に刺激的・挑発的な第3楽章。反復を含んだ最終楽章ではアクセントをつけエネルギーを発散させて行くのですがややはしゃぎ過ぎる感じもします、しかしライブだし何でもない箇所でも耳新しい表しがあり他の演奏では聴こえない音が次から次へ。鋭く突き進みそして最後は厚みをつけて〆へ。演奏タイムとしては@7’21A9’04B4’50C10’27と後年交響曲全集に組み込まれる2002年(やはりVPO)のタイム@7’24A9’07B4’48C10’39とほぼ同じ。とにかくラトルの古楽器奏法を梃子にした主張を聴きましょう。やはり2000年録音のチョン・キョンファの弾くブラームスV協奏曲・・・演奏タイムは@23’29A9’18B8’34・・・若干バックと温度差もないわけではありませんが第1楽章からのめり込む彼女のスタイルは若い頃とそのまま。カデンツァもたっぷり。両者最後にらみ合う様に、少し決め粗いバックは刻んで終わります。美しく繊細な第2楽章の冴えは彼女の特徴。最終楽章も堂々たる演奏です。ラトル率いるバックでもう少し面白さを期待はしましたが・・・。出た当時話題になった素晴らしいランクの本盤です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古渡 弁蔵 | 北海道 | 不明 | 2009年08月07日
これほどの演奏家なのに、どうして感動を与えてくれないのでしょうか。必要ないCDにつき処分して、もう手元にありません。本当は無星です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fmk | 東京都 | 不明 | 2009年05月24日
チョン・キョンファは最も好きなヴァイオリニストですが、この演奏はどこがよいのか良くわかりませんでした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2008年12月17日
協奏曲の評は「すばらしい」。これはキョンファのソロのせいだとおもう。運命は「いまいち」。欠点は特に感じないが、いまさらこういうベートーヴェンを録音することに、さほど意義を感じない。 平均して「OK」としたが、この2曲を組み合わせる意味もよくわからない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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れいくー | 奈良県 | 不明 | 2008年03月19日
当時、発売の日に楽しみに買ったCDです。落胆でした!(泣)ラトルの運命はというより、ベートーヴェンは彼には無理です。彼が何故脚光を浴びるのか?私には理解出来ません!この演奏が良いと思った人はフルトヴェングラーの1947やミュンシュの演奏をしっかり聴いているのでしょうか???キョンファの演奏もイマイチ!冴えに欠けます。 彼女は早熟であったのか? このCDをただの話題作りのCDのようなに思うのは、私だけでしょうか?1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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abbadon | tochigi | 不明 | 2008年03月13日
「運命」はただ速ければいいというものではない。 話にならない・・・1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ベー君 | 北海道 | 不明 | 2008年01月27日
確かにこのCDは好きな人と嫌いな人が同じくらいいるかもしれませんが、私は大好きです。万人に感動されるような演奏ではなく、個性的な、「ラトル」らしさが出ていたと思います。第4楽章に入るところは本当に見事です。キョンファもさすがという演奏。ラトル好きな人にはたまらないCDでしょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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朝蒼龍 | モンゴル | 不明 | 2007年12月14日
60年前と現在とを比較するだけ無駄なわけで。昔の演奏がいいって言う人は勝手にフルベンやクナを聴き続けてくださいって感じ。いつまでも過去にしがみつくことほど間抜けなものはない。ここに展開されるラトルの音楽はその点実にプログレッシヴ!!!。常に新しい音・響きを求めるその精神に感動してしまう。頑固なウィーンフィルをよくぞここまで統制したものだ。ブラームスの方もチョン・キョンファの圧倒的で鋭い音色がラトルのまろやかさと実にうまい味わいを出している。今後50年のクラシック界の指針となる名盤!!!3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ミッチー | 神奈川県 | 不明 | 2007年02月09日
ブラームスについて:おそらくオイストラフのようなダンディな演奏の方がブラームスには合っていると思われるが、チョン・キョンファは芸術表現が比類なく、彼女独特のブラームスの世界だ。音色は厳しく、冷たい。その透徹感が、この曲の魅力を更に引き出している。第2楽章など、こんなに素晴らしい曲だったのかと唖然としてしまった。 単にブラームス的でないという理由だけでけなすならば、クラシックを聴く資格はない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ポポロン | 新潟市 | 不明 | 2006年01月11日
こういったベートーベンもいいとは思うのですが、では1枚だけ選べと言われると、やはりフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュ、朝比奈あたりからチョイスしてしまいます。(ラトルの音楽に対する姿勢には非常に共感できるのですが…。)むしろキョンファのブラームスの方に好感をおぼえました。最近主流の古楽器や洗練された演奏よりも、情熱的で重厚感のある昔のベートーヴェンの方が私は好きです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2004年11月02日
悪くないと思う。いやそれどころかかなり良い。私はこういうスタイルのベートーヴェンは好きだ(勿論、朝比奈流もOK)。チョンは角が取れて丸くなった感じだが、その分豊饒だ。ラトルのサポートも良し。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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gz | 三重県 | 不明 | 2004年06月14日
このCDを久しぶりに聴き直し、皆の意見はどうかなと見てみたら、賛否両論があまりに極端で驚いた。私はいいと思うけどなあ。運命は今までにありとあらゆる解釈があった中で新しい解釈を示せた点でブラボーといいたいし、チョンのバイオリンもうまく年齢を重ねていると思います。チョンのこのよさは年を取らないとわからんぞ!若造め(笑)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Ludwig | 東京都港区 | 不明 | 2002年05月08日
こういうベートーヴェンが主流になってきている現在。やはりベートーヴェンでは昔ながらの演奏の方がやっぱり聴きたくなる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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