ヴァイオリン協奏曲、他 スクリデ、ネルソンス&バーミンガム市響
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angelico | 東京都 | 不明 | 2011年05月21日
ゆったりとしたテンポで、リリカルな旋律美をたっぷり歌うチャイコフスキーは、ロシア的伝統にマッチしていて私は好きです。ただし1楽章ではテクニック的にも切れ味が悪く、2楽章も含めもっちりしすぎて動きが重いです。3楽章でようやく音楽が前に進むようになり、ずっと聴きやすくなります。ただしリズム感が悪いわけではないが、やはり重いです。体重が増えて、太くなってしまったバレエダンサーが必死に踊っている感じ。救いは、音が美しいこと。スクリデが日本音楽財団から借りているストラドは、コレクションの中では最上級。なお、ネルソンス率いるのオケ・パートは随所に面白みがあって、こちらの方がソロより楽しいというべきか。しかし、オケは残念ながら上手ではなく、管の飛び出しや、弦の粗さも目立ちます。惜しいね。で、★3つ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KM | 福岡県 | 不明 | 2010年11月08日
彼女の弾くチャイコフスキーは、リズム感が良いし、よく泣きよく歌っていると思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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MusicArena | 神奈川県横浜市 | 不明 | 2008年10月25日
待しつつ聴き始めたが、これが呆気にとられるほどサラサラとした冷涼な解釈で、一般によく見られるベタついたフレーズは一切なしであった。但し弓捌きの確かさは唸らされるものがある。白眉はオーケストレーション版「なつかしい土地の想い出 作品42」で、Vnコンとは一転、朗々と響き渡る弦のふくよかで太い音色が気持ちよい。感情に押し流されることなくきっちりと律速された温度感の低い丁寧な解釈は好感度が大で、とても理知的なものである。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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