Osamu Dazai

Books 人間失格

人間失格

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  • ★★★★★ 

    とどけ  |  千葉県  |  不明  |  25/April/2021

    「神は私に生きることを許さない」的な意味の言葉がある。だから最後の「神様みたいにいい子だった」というのは自分を殺すのは環境でも他人でもなく自分自身だと言ってるのではないかと感じた。

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  • ★★★★★ 

    boggie999  |  神奈川県  |  不明  |  17/April/2021

    本書は太宰が遺書代わりに書いたという認識が一般的だが、僕はそうは思っていない。これから死のうという人間がこれだけ自虐的に己の恥をさらすことをエンターテイメントにするだろうか?  恐らくは、ネタに困っていたのだろう。それで「もう、書いてまえ!大庭葉蔵は死ぬことを匂わせていたほうがおもろいやんけ!」という太宰一流のサービス精神だったような気がしてならない。遺作になった「グッドバイ」だって読み方によってはお笑いだ。  別に太宰が陰気で(まぁ、あれだけ浮名を流す時点で陰気ってことはありえないでしょうが……)破滅型の天才であったかどうかなんてことはどうだっていいことだ。僕は太宰と伊丹監督とXのヒデはいまだに自殺だとは思っていないというだけの話だ。  「人間失格」も名作だが、僕は併録の「桜桃」も好きだ。「桜桃をいかにもまずそうに食べる」という箇所はハードボイルドだなぁ……

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  • ★★★★★ 

    竜太郎  |  東京都  |  不明  |  12/April/2021

    10代、20代、30代と定期的に読んできた名作だが、不思議とその度に全く違う感想を抱く一冊。おそらくそのときの読み手の成熟度や心理状態によって、人間失格の世界に陶酔したり、距離をとって俯瞰で読めたりしてしまう不朽の名作なのだろう。40代になって再び読んだときに何を思うのかも、今から楽しみである。

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  • ★★★★★ 

    海尾水  |  神奈川県  |  不明  |  11/April/2021

    思春期に最も影響を受けた本。 人生の節目に再読を繰り返し、11回は読んでいる。 やはり、太宰は青春文学と言われている通り加齢に比例して共感は薄れていくが、40代に読んだ時には太宰の年齢を越えており、太宰より長生きしてしまった罪悪感のような複雑な感慨を持たされた。そういう特別な書物であることはこれからも変わらないであろう。

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  • ★★★★★ 

    まんまる  |  福岡県  |  不明  |  11/April/2021

    誰もが一度は読むべき傑作小説。深いことは考えずに、感覚的に読んでしまっても全然楽しめる作品です。何度も読み返すと年をとるごとに発見がある。

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  • ★★★★☆ 

    コサカ  |  千葉県  |  不明  |  10/April/2021

    何度読んでも新しい感じがする。フレーズの一つ一つが色褪せない、古くさくない、というか独特過ぎて他にない表現だからそう感じるのか。

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