『イドメネオ』全曲 ドルン演出、ナガノ&バイエルン国立歌劇場、エインズリー、ダッシュ、他(2008 ステレオ)(2DVD)
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燕の巣 | 静岡県 | 不明 | 2013年11月22日
4大オペラに引けを取らない、モーツァルトのオペラ・セリアの傑作。知名度がないせいか映像ソフトが少なく、当盤は唯一のBlu-ray。初演当時の18世紀の面影を残すレジデンツ劇場の装飾が美しい。日本刀も登場する和洋折衷演出は疑問だが、ご愛嬌。最後にオケピットが浮き上がる演出は驚きで改修の証。公演時34歳、今や世界の主要劇場で活躍するダッシュが素晴らしい。エレットラは恋に敗れる脇役だが、他の主役を完全に喰ってしまった。その存在感と器の大きさだけでも観るに値する。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2009年07月20日
トロイ人との対比を出すためとはいえ、イドメネオ以下クレタ兵達の日本式鎧と刀には思わず笑ってしまうが、それを除けば、とても良くできた舞台で、スカラ座のボンディ演出と並んで、現在見られるベストだろう。海神の力を体現する黒子たちもザルツブルクの半魚人などより遥かに良い。配役上のミソは本来カストラートのために書かれたイダマンテをテノール(カウンターテナーではない)が演じることで、声楽上の問題をクリアできれば、これもありかなと思う。他には女性的な、細やかな側面も併せ持つエレクトラを演ずるダッシュに注目。指揮はモダン楽器ながら劇的で、彫りが深い。イドメネオの最後のアリアなど若干のカットはあるが、珍しいバレエ音楽(ただし、演じられるのはバレエではなく、残った出演者によるパントマイム)を含めた全曲上演。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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un portrait | 東京都 | 不明 | 2009年02月26日
改修後のクヴィイエ劇場の再オープニングとして、ミュンヘン・オペラ祭の一環として企画されたプロダクション.発売前だが、演出家名が間違っている(ラウフェンベルクではなくディーター・ドルン演出、ユルゲン・ローズ舞台装置)ので指摘しておく.収録日からすると関係者向けの(プレ・)ゲネプロの編集で、BRの中継とは微妙にテイクは違うのだろうが、苦笑ものの冒頭さえやり過ごせばそこそこ面白い演出ではある.歌手陣も芸達者だし、古雅な響きを持つバイエルンのオケを颯爽と駆るナガノの指揮も良い.いずれまた.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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